イントロダクション
インターネット上の情報はどんどん増加しています。多くの人がインターネット上に有益な情報を提供してくれた結果、インターネット上を検索することで知りたいことをすぐに知ることが出来るようになりました。
インターネット上の情報はずっとそこにあるとは限らない
しかしながら、インターネット上の情報はずっとそこにあり続けるとは限りません。インターネット上の情報にアクセス出来なくなる要因として、次のことがあり得ます。
- 情報の提供者などがその情報を削除
- 情報を掲載していたサービスが終了することで、情報が消滅
また、次のような要因により、その情報自体にアクセスしづらくなる状態も考えられます。
- 情報が別の場所に移動
- 検索エンジンのアルゴリズムの変更
つまり、自分がまたその情報を見たいと思ったとしても、見れない可能性があるというわけです。
さて、そのような情報が見れなくなるリスクに対して、どのように対処したらよいのでしょうか?
私は、次のような対処方法があると思っています。
Web ページが見れなくなるリスクに対する対応策
Web ページが見れなくなるリスクに対する対応策、それは、自分のパソコン(ローカル)にその Web ページの情報を保存することです。実際に、どのような方法でその Web ページをローカルへ保存すればよいのでしょうか?
(1) Web ページ(HTMLと関連ファイル)を保存する
最も簡単な方法は Web ページの HTML とそのページの表示に使用されている関連ファイルをローカルに保存しておくことでしょう。ただし、Web サーバとやり取りすることによって表示している情報については、保存されないので注意が必要です。
一般的なブラウザ(Internet Explorer や Firefox、Chrome など)では、保存したい Web ページを開いた状態で、ファイルメニューや右クリックメニューなどから「名前を付けて(ページを)保存」をすることで保存することができます。
なお、保存の種類として Web ページの HTML とそのページの表示に使用されている関連ファイルの両方を保存する「ウェブページ、完全」と、Web ページの HTML のみを保存する「ウェブページ、HTML のみ」があるので注意が必要です。
通常、Web ページの HTML とそのページの表示に使用されている関連ファイルの両方を保存する「ウェブページ、完全」で Web ページを保存しておけばよいでしょう。
「ウェブページ、完全」で保存した Web ページ |
(2) PDF として保存する
Web ページの表示状態を含めて保存したい場合には、PDF として保存するとよいでしょう。ブラウザとして Chrome を使用している場合には、印刷の中から PDF として保存を行うと、PDF として保存できます。
ページを印刷する - Chrome ヘルプ
https://support.google.com/chrome/answer/1379552?hl=ja
https://support.google.com/chrome/answer/1379552?hl=ja
パソコンで印刷する -> 調整可能な印刷設定 -> 送信先 -> PDF として保存
ブラウザ自体に PDF へ書き出す機能が無い場合にも、プリンタドライバとして PDF へ書き出すソフトウェアをインストールをすることで可能になります。
PDF として保存した Web ページ |
(3) 印刷して紙として保存する
Web ページを印刷して、紙として保存する方法もあります。この方法ならば、パソコンが故障してローカルに保存しておいたデータが消えたとしても、情報を残すことができます。
(4) 画像として保存する
Web ページで見た情報を、その見た目のまま残す場合には、その Web ページの画面をスクリーンキャプチャして、画像として保存するという方法があります。しかしながら、画像として保存するので、文字情報などが画像化されてしまいます。
そうなると、テキストのコピーや検索が行えないなど、利便性が大きく低下してしまいます。
(5) その他形式でデータとして保存する
パソコンにインストールされているソフトウェアやブラウザなどによっては、Web ページを HTML や PDF といったデータ形式とは異なる、そのほかのデータ形式で保存することが出来る場合があります。例えば、パソコンに Microsoft Word や Excel がインストールされていてかつ、Internet Explorer を使っている場合には、表示している Web ページを Word や Excel のデータとして取り込むことができます。
ただし、使用するソフトウェアによっては、元の表示形式のまま保存することができない場合があります。
まとめ
インターネット上には数々の貴重な情報が散らばっています。せっかくの情報ですから、それを失わないように情報を保全したいところです。
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