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日々のコンピュータ情報の集積と整理

Dr.ウーパのコンピュータ備忘録

2014年11月14日金曜日

Windows:USB接続のマウスの選択範囲とキーボード入力がおかしくなる現象


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イントロダクション

Windowsパソコンでブログの執筆作業をしていたところ、突然マウスとキーボードの動作がおかしくなりました。

いろいろとやっているうちにいつの間にか直ったのですが、それが何らかの不具合なのか、何らかの設定によるものなのか分かりませんでした。

追記:

まとめに、この現象に関係すると思われる事象について追記しました。


環境

私のメインノートPCである、VAIO パーソナルコンピューター type F VGN-FW92DS(Windows Vista Business 64bit)にて発生しました。

マシン構成は次の投稿のとおりです。
私の作業環境(2) - Dr.ウーパのコンピュータ備忘録
http://upa-pc.blogspot.jp/2014/05/env2.html


現象

マウスの通常とは異なる動作

USB接続で使用しているマウスが、以下の通常とは異なる挙動を示しました。
  • テキストなどを範囲選択しようとすると、最初にクリックした位置が始点として記憶され、何度選択し直しても範囲選択の終わりしか変更できない。

  • MDI(マルチ ドキュメント インタフェース:親ウィンドウ内に複数の子ウィンドウが表示している形式)のアプリケーションで、子ウィンドウを一つ消しただけなのに、親ウィンドウの閉じるボタンを押したのと同じ動作になった。(具体的には、Photoshop Elements 2.0 の子ウィンドウを一つ消したら、全体が終了しそうになった。(未保存のデータがあったので、その保存確認で全体の終了をキャンセルした。))

  • ブラウザで表示しているWebページなどをスクロールするために、マウスの真ん中のホイールを回しても、スクロールすることはなく反応が無かった。

キーボードの通常とは異なる動作

USB接続で使用しているキーボードが、以下の通常とは異なる挙動を示しました。
  • 日本語が入力できなくなる。IMEツールバーで直接入力モードをひらがなにしても、全角英数の大文字しか入力できなかった。

  • キーボードのボタンとの動作の対応付けがいつもと異なった。(具体的には、半角/全角ボタンを押しても、IMEの入力モードの切り替えが行えなかった。)


試したこと

以下のことを試しましたが、特に状況に変化はなく、おかしな現象は治りませんでした。
  • マウス、キーボードをUSBポートから取り外し、再度接続し直す
  • マウス、キーボードを普段使っていないUSBポートに接続する
  • マウス、キーボードを取り外した状態で、すべてのボタンを押す(物理的な不具合で、押されっぱなしになっているキーやボタンが無いかチェック)

直った経緯

いろいろ試してみましたが、マウスとキーボードのおかしな状態は治らなかったため、いったんWindowsを再起動しようと思い、起動していたアプリケーションを次々に終了していました。

その中に、Photoshop Elements 2.0 で未保存のファイルがあった為、ファイルの名前を入力するためにIMEをいろいろと弄っていたところ(上記に記載したように、この状態だと全角英数の大文字しか入力できなかったので、入力モードを切り替えたり、Num Lock/Caps LockのOn/Offを繰り返したり等々を試していました)、突然日本語入力が出来るようになりました。
(手順として、IMEツールバーで入力モードをひらがなにした後、Caps Lockを解除したときでした。別に入力モードがひらがなでなかったり、Caps LockがONになっていても、今回のおかしな現象は発生しないので、治った原因はほかにあるとは思います。)

その後、テキストの選択などの動作をチェックしてみると、今回発生したおかしな現象は治っており、通常の動作になっていました。


まとめ

インターネットで、テキストの範囲選択時の選択開始を固定する方法について検索を行っても、それらしい情報が見つかりませんでした。

追記:

上記の現象に近いことを引き起こす操作が分かりました。

それはシフトキーを押した状態です。
シフトキーが押されていると、
  • テキストの範囲選択が選択開始の位置を固定出来る
  • マウスのホイールでブラウザのスクロールが反応しない
  • MDIのアプリケーションで、子ウィンドウを一つ消しただけなのに、親ウィンドウの閉じるボタンを押したのと同じような動作になる
  • IMEツールバーで直接入力モードをひらがなにしても、全角英数の大文字しか入力できない
  • キーボードのボタンとの動作の対応付けがいつもと異なる(具体的には、半角/全角ボタンを押しても、IMEの入力モードの切り替えが行えない。)
といった今回発生した現象とほぼ同じ現象を発生させられます。

シフトキーが押されっぱなしになる現象として、固定キー機能があります。
以下のページに、固定キー機能の説明と、突然固定キー機能が意図せず有効になる現象についての記載がありました。

シフトキーが押しっぱなしになる: QXエディタ入門
http://qx-nosusume.cocolog-nifty.com/qx/2012/08/shift_lock.html


ただ、今回の現象を固定キー機能が意図せず有効になったためと結論付けるにはいくつか疑問点があります。


通常固定キー機能を有効にすると、「ピロッ♪」(Windows Vista 標準の場合)という音とともに、固定キー機能を有効にするかどうかの確認のメッセージが表示され、そこで有効にするを選択しないと有効になりません。
かつ、固定キー機能が有効の状態では、タスクトレイに固定キー機能のアイコンが表示されるとともに、Shiftキーなどを押すたびに音が出ます。

また、固定キー機能を有効にした状態でShiftキーを押して、Shiftキーを固定状態にしても、1文字入力した時点でShiftキーの固定は解除されるので、いろいろと試してもずっとShiftキーの固定状態が続くというのは考えにくいです。


しかしながら、上記ページでは固定キー機能が意図せず有効になるのはWindowsのバグという記載もあり、かつ、たいていメッセージなしに症状が出るともあります。

その点を考慮すると、今回の現象はこの固定キー機能のバグに関連するものと考えても良いかもしれません。


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1 件のコメント :

  1. ありがとうございます。
    shift+Caps Lockという、Caps Lock外しで、直ることがわかりました。
    検証回数1回ですが。

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