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日々のコンピュータ情報の集積と整理

Dr.ウーパのコンピュータ備忘録

2015年1月26日月曜日

Windows 10無料アップグレードの衝撃!ただし、提供条件に注意が必要です


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イントロダクション

2015年後半に発売される予定の次期Windowsである「Windows 10ですが、大きなニュースが舞い込んできました!

それは、Windows 10への無料アップグレードのお知らせです!


提供条件に注意

ただし、Windows 10への無料アップグレードには、以下の条件があります。

Windows 10へ無料アップグレードできる OS:
  • Windows 7
  • Windows 8.1
  • Windows Phone 8.1

Windows 10への無料アップグレードを提供する期間:
  • Windows 10の発売後 1 年間


特に提供期間に注意

特に気を付けなければならないのは、Windows 10への無料アップグレードを提供する期間でしょうか。

既存の OS をアップグレードしようかどうか検討しているうちに、あっという間に Windows 10 の発売後 1 年間経過していたということはありそうです。


特に、新しい OS が発売してからしばらくは、新しく埋め込まれた不具合ソフトウェアの互換性問題など、新しい問題を発見することが続きます。

そのため、なかなか新しい OS が出てから、すぐにアップグレードしようとは思わない人も多いのではないでしょうか。


現行のOSが動作するパソコンでも、新OSが動作するとは限らない

そういえば、私自身も Windows 8 発売直後に、古いパソコンを Windows XP から Windows 8 にアップグレードしようとして、問題に直面したことを思い出しました。

PCV-RZ75CPのWindows 8 Pro化失敗!:敗因はCPUにNXが無い-Windows 8発売!早速ダウンロード購入(2) - Dr.ウーパのコンピュータ備忘録
http://upa-pc.blogspot.jp/2012/11/windows-82.html


この時は、古いパソコンの CPU が Windows 8 を動かすために必要な機能をサポートしておらず、結局 Windows 8 へのアップグレードに失敗しました。

Windows XP を Windows 8 にアップグレードした後に、Windows 8 が動かないという問題が発覚したので、パソコン自体がしばらく(この時は急きょ Windows 7 を購入して、インストールしました)使えなくなりました。

Windows 8 の発売から 1~2週間後の出来事でしたが、既にそのころにはインターネット上に同じような失敗の体験談が続々と上がっていた(既に当時の5か月前のWindows8のRelease Reviewの頃には判明していた問題でした)ので、注意すれば防げたのかもしれませんが、そこまで考えが回っていませんでした。


新しい OS をパソコンにインストールする際には、ハードウェア要件を注意深くチェックしなければならないなと思わされた出来事でした。


見捨てられた? Windows Vista

Windows 10へ無料アップグレードできる OS で、最も古いものはWindows 7です。

上記のWindows 10へ無料アップグレードできる OS の一覧からすると、まだ現行でサポートが継続されている Windows Vista (*1)からは、Windows 10へ無料アップグレードはできないことになります。

*1:
Windows Vista のメインストリームサポートは 2012/04/10 ですが、延長サポートの終了日は 2017/04/11 であり、それまではセキュリティの更新プログラムの提供を受けられるため、安全に製品を使用することができます。


Windows デスクトップ製品のライフサイクル
http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/lifecycle/default.aspx

マイクロソフト プロダクト サポート ライフサイクル
http://support2.microsoft.com/lifecycle/?C2=11732

マイクロソフト サポート ライフサイクル
http://support2.microsoft.com/lifecycle/


Windows Vista も、2017/04/11 にサポートが切れることから、現在 Windows Vista が動作しているパソコンをそれ以降も継続して使用するには、新しい OS へアップグレードする必要があります。

XPの次はVISTA:あと 3 年後までに新OS移行プランを考えないと - Dr.ウーパのコンピュータ備忘録
http://upa-pc.blogspot.jp/2014/04/xpvista-3-os.html


ここで、無料アップグレードできない場合の価格の参考情報として、Windows 8.1 の現在の値段を見てみます。


Microsoft 公式のオンラインストア Microsoft Store

Windows 8.1

¥14,904 (税込) - 2015/1/26 現在

Windows 8.1 Pro

¥27,864 (税込) - 2015/1/26 現在


Amazon

価格は、Amazon.co.jp が販売、発送するものの金額です。

Windows 8.1

¥ 11,390 (税込) - 2015/1/26 現在


Windows 8.1 Pro

¥ 21,243 (税込) - 2015/1/26 現在


Microsoft Windows 8.1 (DSP版) 64bit 日本語 Windows8.1アップデート適用済み

32bit
¥ 13,380 (税込) - 2015/1/26 現在

64bit
¥ 12,564 (税込) - 2015/1/26 現在


Microsoft Windows 8.1 Pro (DSP版) 日本語 Windows8.1アップデート適用済み

32bit
¥ 16,521 (税込) - 2015/1/26 現在

64bit
¥ 18,623 (税込) - 2015/1/26 現在



※ Amazon を調べると、Amazon 以外の業者が販売する Windows 8/8.1 で、上記よりも価格の安いものもありますが、コメント欄を見ると非正規品だっという書き込みが見られます。注意が必要です。

※ Windows 8.1 の場合、従来の Windows には用意されていた古い Windows からのアップグレード版はないようです。

「Windows 8.1」はアップグレード版廃止で119.99ドルから -INTERNET Watch
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20130918_615764.html

※ 上記のリンク先に書かれているように、従来の Windows から Windows 8.1 へアップグレードする場合、ほとんど引継ぎが行われないか、クリーンインストールするしかない点に注意が必要です。

※ 通常版とDSP版にはいくつかの違いがあります。詳しくは以下のページをご覧ください。

Windows 8.1 / Windows 8 DSP 版とは? | Microsoft atLife
http://www.microsoft.com/ja-jp/atlife/tips/windows/windows8/017/default.aspx

Windows のパッケージ版、OEM 版、DSP 版の選び方
http://pcinformation.info/package-oem-dsp.html

アップグレード前に知っておきたい基礎知識 - Windows 8 アップグレード ガイド TOP - Windows 8 ユーザーズ ガイド - Microsoft Windows
http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-8/guide/upgrade01.aspx
※ ページ中盤の「DSP 版を購入する」に、Windows 8 におけるアップグレード版と DSP 版の主な違いの記載があります。(主な違い:32 ビット版/64 ビット版が同梱されているかどうか、インストール方法、マイクロソフトの無償サポートの有無)

Windows8.1(DSP版・パッケージ版) 好評発売中!|パソコン(PC)通販のドスパラ<<公式>>
http://www.dospara.co.jp/5info/cts_lp_win8_func#dsp_package
※ DSP版とパッケージ版の違いについて記載があります。


以上の情報を表にまとめてみました。

表 Windows 8.1/Windows 8.1 Pro の価格表
Windows 8.1
Windows 8.1 
(DSP版) 32bit
Windows 8.1 
(DSP版) 64bit
Windows 8.1 Pro
Windows 8.1 Pro 
(DSP版)  32bit
Windows 8.1 Pro 
(DSP版)  64bit
Microsoft 公式のオンラインストア
Microsoft Store
\14,904 - - \27,864 - -
Amazon \11,390 \13,380 \12,564 \21,243 \16,521 \18,623
※ 価格は税込です。
※ 価格は 2015/1/26 現在のものです。


Windows 8.1 で 1万円前半の値段、Windows 8.1 Pro で 1万円後半の値段~ 2 万円台といったところでしょうか。
(Amazon 価格で見ると、Windows 8.1 の場合、DSP 版よりも通常版の価格の方が安いという現象が発生しています。いままで、通常版よりも DSP 版の方が安いという考えが頭の中にあったので、興味深い現象です。)


まだ、Windows 10 を購入した場合の金額についての情報は出てきていないので、実際にどのくらいの値段になるのか注目したいところです。


どんどん安くなるWindowsの価格

Windows 8のときには、アップグレード用のWindows 8 Proのダウンロード版が期間限定で「\3,300で購入することが出来ました。

そのときは、Windows 8の発売日である2012/10/26 から 2013/1/31 までという約 3 か月間の限定価格でした。


今回の Windows 10 では、無料アップグレードをWindows 10の発売後 1 年間続けるということですから、Windows8のときよりも、価格・提供期間ともインパクトが大きくなっています。


また、ディスプレイサイズが9インチ未満のスマートフォンとタブレットでは、Windows を無料で利用できるようになっています。

Microsoft、低価格端末向けWindowsの無料化を発表 - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1404/03/news037.html


このように、条件とタイミングさえ合えば Windows を安く利用できるようになっています。
(もっとも、ディスプレイサイズが9インチ未満のスマートフォンとタブレットにおけるWindowsの無償化の話は、どちらかといえばメーカ側にかかわってくることで、個人のユーザには最終製品の価格以外にはあまり直接的には関係してこないことかもしれませんが。)

一人で何台もパソコンや小型端末を保有する現代ですから、上手く情報を活用し、少ないコストで最大限の利益が得られるようにしたいものです。


※ なお、本情報は Windows 10 の発売前の発表情報を元に構成しております。Windows 10 発売までに情報が変更される可能性があります。


参考文献

Microsoft 公式の発表

当日の発表の様子を動画で見ることができます。

Windows 10: The Next Chapter
http://news.microsoft.com/windows10story/


Microsoft 公式の発表を受けて報道されたもの

(すべての報道を列挙することはできないので、検索してすぐに見つけられたものを選出)

ついにWindowsのメジャーアップデートが“ゼロ円”に:「Windows 10」はWindows 7/8.1から無償アップデート可能——発売後1年間 - ITmedia PC USER
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1501/22/news043.html

【速報】Windows 10はWindows 7&8.1からの期間限定無償アップグレードが可能に。Xbox Appやゲームストリーミング機能も標準搭載 - 4Gamer.net
http://www.4gamer.net/games/276/G027669/20150121124/

Windows 7以降はWindows 10へ無償アップグレード 〜新プレビューは来週公開 - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20150122_684833.html


2015/6/1 追記:公開日&アップグレード予約機能&各種Q&Aが公開されました!


Windows10のアップグレード予約キター!そして、公式ページでアップグレード予約の仕方や、Windows10についてのQ&Aが見れます!
http://upa-pc.blogspot.com/2015/06/windows10-upgrade.html
Dr.ウーパのコンピュータ備忘録

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