Windowsを利用していて非常にショックを受ける経験として、Windowsの自動更新(Windows Update)による自動的な再起動によって、作業中のデータが失われてしまうことが挙げられるのではないでしょうか。
少なくとも私はそうです...(^w^;)
このWindowsの自動更新は初期設定では夜中に行われることが多く、最初は朝起きるとWindowsが再起動されていて、なぜ再起動が行われたのか理由すらわからない状態でした。てっきり、Windowsがブルースクリーンで再起動したのだと思っていました。
ちなみに、Windowsの自動更新による再起動が開始されると、ある程度の猶予時間が与えられて再起動します。この時、Windowsが再起動するまであと何分という表示が画面上に出てきます。
この再起動は管理者でログインしていれば、再起動するまでの時間を延長することができるのですが、ユーザアカウントでログインしていると再起動するまでの時間を延長することすらできません。Windowsが再起動するのを指をくわえてみているか、急いで作業中のデータを保存することになります。
さて、このWindowsの自動更新による自動的な再起動を防ぐ方法はいくつかあります。
最も簡単な方法かつ、すべてのWindowsのエディションで利用できる方法としては、Windowsの自動更新をオフにして、手動でアップデートすることです。
この方法ならば、簡単に設定できますが、毎月のアップデートを手動で適応するのは少し面倒です。
そこで私が使用しているのは次の方法です。
ユーザがログインしているときには、Windowsの自動更新が行われたとしても自動的に再起動しないという設定を行っています。
この方法は、使用できるエディションが限られます。
Windowsには家庭向けのエディションとビジネス向けのエディションがありますが(Windows XPで言えば、Home Editionは家庭向け。Professionalはビジネス向け)、この方法が使用できるのはビジネス向けのエディションのみとなります。
具体的な方法は以下の手順です。
(1)ファイル名を指定して実行で「gpedit.msc」を実行する。
(2)ローカルグループポリシーエディターが起動するので、「ローカルコンピューターポリシー」 → 「コンピューターの構成」 → 「管理用テンプレート」 → 「Windowsコンポーネント」 → 「Windows Update」→ 「スケジュールされた自動更新のインストールで、ログインしているユーザーがいる場合には自動的に再起動しない」を有効にする。
以上で、自動更新による自動再起動を阻止できます。
また、「Windows Update」の設定の中に「Windows Updateの電源管理を有効にして、システムのスリープ状態が自動的に解除され、スケジュールされた更新がインストールされるようにする」を無効にすると、スリープ状態を勝手に解除するようなWindows Updateを無効にできます。
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