Windows XPのサポート期限切れにより、世間のコンピュータセキュリティについての関心は高まっていると思います。
この期に、OSのセキュリティやウィルス対策ソフトについて学習した人も多いでしょう。そして、その知識を生かして、自分自身のコンピュータのセキュリティを万全にしていると思います。
しかしながら、自分自身がセキュリティの対策を施していても、他の人の対策がおろそかであれば、そこから情報が流出してしまいます。セキュリティ対策が疎かな他の人との関係性で発生しうる問題を考えてみます。
その人と情報を共有している場合
その人と共有している情報すべてが流出する可能性があります。
その人に送ったドキュメント、画像、動画などです。
また、最近は SNS 上で限られた人の間で情報を共有していることもありますが、その情報が意図しない第三者に流出することも考えられます。
例えば、facebook や twitter、mixiなどで公開する相手を限定している情報であっても、流出する可能性があります。
メールアドレスや電話番号を交換している場合
メールアドレスや電話番号が流出することにより、勧誘メール・勧誘電話が来るようになる可能性があります。
勧誘メール・勧誘電話くらいであればまだ可愛い方ですが、フィッシングメール(詐欺メール)、ウィルス付きメール、詐欺電話といった甚大な被害をもたらす可能性がある攻撃を受ける可能性もあります。
恐ろしいのはメールアドレスや電話番号を交換している相手のコンピュータやスマートフォンが第三者によって遠隔操作されている場合、発信元は知り合いなのに実際にメールや電話をかけてくる人間は攻撃者といったパターンも考えられます。
全く知らない他人の場合
全く知らない相手の場合であっても影響は0ではありません。
全く知らない相手のコンピュータが第三者によって乗っ取られた場合、インターネット上のサーバや一般的な端末に対して様々な攻撃を行うための踏み台として使われる恐れがあります。
まとめ
自分自身がセキュリティの対策を施していても、情報は守りの薄いところから流出してしまいます。
社会全体でセキュリティ意識を高めていくことが重要です。
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