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日々のコンピュータ情報の集積と整理

Dr.ウーパのコンピュータ備忘録

2014年10月27日月曜日

開いているブラウザのタブを定期的に整理した方が良い理由


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イントロダクション

最近のブラウザは、一つのウィンドウ内で複数の Web ページをタブで切り替えて表示することが出来るようになっています。



複数のタブを開いた状態の Chrome


いわゆる、タブ切換え型のブラウザですね。

これによって、たくさんの Web ページを同時に開いていても、パソコンの画面がブラウザのウィンドウだらけにならなくて済みます。


その結果、インターネット上の情報を収集するブラウジングを数時間~数日間続けると、いつの間にか大量のタブと、ウィンドウが表示された状態になっていることがあります。

これは、基本的にはWebページを読み終わったら、そのWebページを表示していたタブを閉じるようにしています。

しかし、読もうと思って保留にしておいたり、途中まで読んで保留にしておいたり、誰かと話をするときのネタにしていたり、ブログなどの参考にしていたりなど、様々な理由でWebページのタブを閉じずにそのままにしておくことがあります。


その結果、私の場合には、Chrome のブラウザウィンドウが 20個以上開かれた上に、それぞれのウィンドウ内で 数個から数十個のタブが開かれた状態になっていることがあります。

この状態まで来ると、以下のような問題点が発生するようになります。

大量にブラウザのウィンドウとタブが開かれた状態になっているときの問題点

(1) パソコンが快適に使えなくなる

ブラウザで Web ページを開いていると、常時わずかながら CPU を使用していることがあります。(Web ページによっては、僅かどころではなく、大量に CPU を使っている場合もあります。)

そのため、大量にブラウザでウィンドウとタブを開いていると、その分だけ CPU が使われることになります。

例えば、タブ一つの CPU 使用率が 1% だとすると、タグが 100個開かれていると、単純計算で CPU 使用率は 100% になります。

Windows タスクマネージャ
大量に開いた Chrome によって CPU とメモリが使用されている


従って、CPU がフルで使われている状態になり、その他の作業を行ったり、少しでもブラウジングの負荷が高くなると、CPU の使用時間を各プログラムが奪い合うようになります。

その結果、マウスの操作に対する反応に遅れが発生したり、ページのスクロールがスムーズに行えなかったり、ページの移動に時間がかかったりして、パソコンを快適に使えなくなってしまいます。


また同時に、開いたタブの分だけメモリを消費することになります。

メモリの空き容量が十分にある分には問題ありませんが、メモリの空きが少なくなってくると、パソコンを快適に使用できない原因になります。


(2) 目的のブラウザのタブを見つけられなくなる

大量にブラウザのウィンドウとタブを開いていると、どのタブでどの Web ページを表示しているのかわからなくなってきます。

また、大量のブラウザのウィンドウが表示されていると、タスクバーから特定のウィンドウにアクセスするときにも、目的のウィンドウを探さなくてはならず、作業の快適性が損なわれます。

大量にブラウザのウィンドウがある状態 (Chrome)

更に、目的の Web ページを表示しているタブのあるブラウザウインドウにたどり着けたとしても、次に目的のページのタブをタブ一覧の中から探し出す必要があります。

ブラウザに大量のタブがある状態 (Chrome)


そのため、目的のブラウザのタブを見つけるために、ものすごい労力が必要になってしまいます。


そこでお勧めするのが、ブラウザのウィンドウとタブが多くなってきて、目的のタブを見つけるのに手間がかかるようになってきたら、開いているブラウザのウィンドウとタブを整理することです。


開いているブラウザのタブを定期的に整理

一番簡単なのは、今開いているブラウザのウィンドウを思い切ってすべて閉じることでしょう。

しかしながら、上記で書いたように、読もうと思って保留にしておいたり、途中まで読んで保留にしておいたり、誰かと話をするときのネタにしていたり、ブログなどの参考にしていたりなど、様々な理由でWebページのタブを閉じずにそのままにしているわけですから、なかなか思い切って閉じることはできないでしょう。


そこでお勧めなのが、今使っているブラウザのウィンドウ以外は、とりあえずすべてブックマークしてから閉じるという方法です。

ブラウザのタブをなかなか閉じることのできない原因として、一度閉じてしまったら、そのページを再度探し出して開くのが面倒だったり、もしかしたらそのページを探し出すことが出来なくなってしまうのではないかという不安があります。

全てブックマークしておけば、あとから再度必要になった場合でも、そのページを探し出すのは比較的容易です。


Chrome を使っていれば、ブラウザウィンドウで開いているすべてのタブをブックマークすることは容易です。

ブラウザウィンドウで開いているどれかのタブの上で右クリックをして、表示されたメニューの中から「すべてのタブをブックマークに追加」をクリックします。

すると、どこにブックマークを保存するのか聞かれるので、”とりあえずブックマーク”のようなフォルダを作成して、そこに保存すると良いでしょう。

特に、この方法でブラウザウィンドウのタブをまとめてブックマークすると、ブラウザウィンドウごとに一つのフォルダにタブがまとめられてブックマークされます。

そのため、あとから特定の Web ページのブックマークを探し出すときには、だいたいどのブラウザウィンドウでそのブックマークを開いていたか覚えていれば、直ぐに目的の Web ページのブックマークにたどり着くことができます。

また、ブックマークマネージャを使えば、ブックマークを検索することも出来るため、ブックマークをキーワードで検索することで、直ぐに目的の Web ページのブックマークにたどり着くことができます。


まとめ

大量のブラウザのウィンドウとタブを開いていると、パソコンの処理速度が低下したり、目的のタブを探し出すのに手間がかかるようになります。

定期的に開いているブラウザのタブを整理することで、快適な作業環境を取り戻すことができます!

その時に、開いていた Web ページをまとめてブックマークしておくと、気兼ねなくタブを閉じられるとともに、あとでその Web ページを見返す場合にも便利です。


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