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日々のコンピュータ情報の集積と整理

Dr.ウーパのコンピュータ備忘録

2015年3月9日月曜日

e-tax:電子証明書の登録・再登録時に、電子証明書の読み込みができない - 管理者権限の付与で解決


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イントロダクション

電子証明書使用時に、パスワードを連続5回間違えてロックされるトラブルを乗り越えて、いよいよ e-tax でデータを送信できる準備が整いました。

e-tax:電子証明書使用時に、パスワードを連続5回間違えてロックされる
http://upa-pc.blogspot.com/2015/03/e-tax-trouble-password-lock.html


さて、私の場合いろいろあって、まだ準備段階の電子証明書の登録を行っていませんでした。


そこで、電子証明書の登録を行おうとしたのですが、ここでもトラブルに遭遇です。

電子証明書の登録・再登録時に、電子証明書の読み込みができない

「電子証明書の登録・再登録を行う」にて、電子証明書の登録を行うには、住民基本台帳カードに格納されている電子証明書が必要にあります。

そのため、Internet Explorer 上で、ICカードリーダライタへのやり取りが発生します。
その時に、次のエラーが表示されました。

メッセージ表示
HJS0426E
電子証明書の読み込みができませんでした。
電子証明書又はICカードリーダライタの設定等をご確認の上、
再度処理してください。


電子証明書の読み込みができないというエラーが表示され、電子証明書を利用することができませんでした。

しかし、JPKI利用者ソフトでは、正常に自分の情報を見ることができました。


そこで、そのエラーメッセージに表示されているエラーコードで、e-tax のヘルプを調べてみました。

引用ここから
エラーコード【HJS0426E】が表示された。
回答
 公的個人認証サービスに基づく電子証明書が読み込めない場合に表示されます。
 公的個人認証利用者クライアントソフト(JPKI利用者ソフト)を起動し、「自分の証明書」をクリックして正しく表示されるか確認してください。
 なお、Windows Vista・7をご利用の方でデスクトップのInternet Explorerのショートカットアイコンから起動する場合に、右クリックをして「管理者として実行」から起動することで解消される場合がありますので、お試しください。
引用ここまで


回答の前半の、自分の証明書は正しく表示されることは確認しました。

そこで、回答の後半にある Internet Explorer を管理者として実行する方法を試してみることにしました。

今回の e-tax は、私のサブノートPC(VAIO:VPCY21AGJ)である Windows 7 Professional 上で行っています。

そして、基本的には管理者ではなく、ユーザ権限のユーザを作成して、作業をしています。今回の e-tax もユーザ権限のユーザで作業をしていました。


そこで、 Internet Explorer を右クリックして、表示された右クリックメニューから「管理者として実行」を行い、表示された画面にて、e-tax の電子証明書の登録を実行しました。

すると今度は、正常に住民基本台帳カードに格納されている電子証明書が読み込まれ、処理が完了しました。


その後、既に確定申告用のデータは全て入力し終わった data ファイルを保存しておいたので、同じように管理者権限で起動した Internet Explorer で、確定申告データの送信も完了させました。


これで無事、今年の確定申告データを e-tax により、送信することが出来ました。


Internet Explorer を管理者権限で起動したら、いままで使用していたファイルが見つからないと悩んだ人へ

なお、Internet Explorer を管理者権限で起動すると、ファイルを参照するときのデフォルトのフォルダが、今まで自分自身が操作していたユーザのフォルダ(デスクトップやドキュメントなど)ではなく、管理者のユーザのフォルダ(デスクトップやドキュメントなど)になることがあるため、注意が必要です。


Windows 7 であれば、管理者のデスクトップやドキュメントを参照している場合、今までの自分自身のユーザのデスクトップやドキュメントを参照するには、次の手順で移動します。(標準の環境から変更している場合、次の手順では参照できない場合もあります。)

(1) フォルダ参照を、「コンピューター」へ移動する
(2) ローカルディスク(C:)を開く
(3) 「ユーザー(又は、Users)」フォルダを開く
(4) 「自分自身のユーザ名」のフォルダを開く
(5) 「デスクトップやドキュメント」を開く
(6) e-tax で必要なデータを読み込んだり、e-tax のデータを保存する


まとめ

Internet Explorer 上で、電子証明書の読み込みが行えない場合には、管理者権限で起動したInternet Explorer 上で電子証明書の読み込みを行うと成功するケースがあります。


以上で、今年の確定申告を e-tax により完了させることができました。

今年初めて e-tax で確定申告をしたのですが、初めて行うときにはいろいろとトラブルが起きるものだと実感しました。

勿論、環境によっては、まったく問題が無く、スムーズに e-tax を行える人もいると思います。

今回は、私の環境がちょうどいろいろな落とし穴にはまるような状態になっていたのかもしれません。


そして、e-tax を行って思うのは、やはり紙で確定申告を行うよりも、楽だということです。

紙で確定申告をする場合には、確定申告の各種書類を印刷して、何らかの方法により税務署に届ける必要がありますが、e-tax なら税務署に届ける書類なしで、確定申告を終了できるケースもあります。

今回の私のケースは、まさに税務署に届ける書類なしで、確定申告が終了したケースでした。


今年の確定申告期間もあと僅かですが、もし同じような落とし穴にはまってしまいそうな環境におられる方がいれば、早めに完了させた方がよいでしょう。



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