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日々のコンピュータ情報の集積と整理

Dr.ウーパのコンピュータ備忘録

2015年4月11日土曜日

ネットのコミュニティの性質:人に集まる or ものに集まるで分類


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イントロダクション

インターネットを利用すると、地理的な制約のないコミュニティを形成することができます。

市区町村、県、そして、国という単位を超えた全世界的なコミュニティを形成することが可能です。


そのため、従来の地理的な制約のあるコミュニティでは成し遂げることができなかったことが可能になります。


特に、ニッチ(特定のニーズを持つ母集団が小規模)なコミュニティの形成をしやすくなります。

例えば、地理的な制約がある場合には、同じ市区町村内に、ある物事に関心のある人が数人しかいないようなケースでは、コミュニティ自体を構築するのが困難でしょう。コミュニティ自体を構築できたとしても、そのコミュニティを維持するために頻繁に集まるのは難しいでしょう。

その点、インターネットを介したコミュニティであれば、同じ市区町村内に、ある物事に関心のある人が数人しかいないようなケースでも、日本全国、もしくは世界的に見れば数十人~数百人という規模になることがあります。そして、インターネット上にそのような人たちが集まれる空間(Webサービス等)があれば、コミュニティを形成することが可能でしょう。インターネット上の空間であれば、いつでもどこでも、そこに集うことができます。

ネットのコミュニティの性質:集まる対象による分類

ネットのコミュニティには、何に対して集まるのかという点に着目すると、大きく分けて、次の 2 つがあります。
  • 人に集まる
  • ものに集まる

それぞれについて、詳しく考えていきたいと思います。

人に集まるコミュニティ

特定の人の情報を知ることや、特定の人とコミュニケーションをとる為に集まるコミュニティです。

  • 一部のブログ(芸能人、有名人等)
  • SNS(Twitter, Facebook, Google+ 等)
  • 実況サービス(ニコ生等)
  • 一部の動画配信サービス


このコミュニティの特徴として、特定の人に関心のある人が集まるコミュニティであるという点です。


ものに集まるコミュニティ

同じ体験を共有し、それについて感想などを共有するコミュニティです。
また、ある課題を解決するためのコミュニティです。

  • 動画共有サイト(ニコニコ動画, YouTube等)
  • 静止画共有サイト(ニコニコ静画、pixiv等)
  • 文章共有サイト(小説等)
  • 情報(全般)共有サイト(各種掲示板サイト(2ch等), 2ch まとめサイト、一部ブログ等)
  • 情報(ニュース)共有サイト(Yahoo!ニュースのコメント欄、2ch まとめサイト等)
  • 情報(特定の情報(技術情報など))共有サイト(レシピ情報(クックパッド等), 技術情報(Qiita等)等)
  • 報(相談事)共有サイト(各種掲示板サイト(Yahoo!知恵袋, 発言小町等))
  • 商品情報共有サイト(価格.com , 一部ネットショップ等)

このコミュニティの特徴として、特定のものに興味のある人が集まるコミュニティだという点です。

また、何らかの課題を抱えた人と、その課題を解決させたい人が集まるコミュニティだという点です。


人とものの両方に集まるコミュニティ

人とものの両方に集まるコミュニティも存在します。

例えば、ある人の発信する、特定分野の情報を知りたいなどと言ったケースです。

  • 一部のブログ
  • SNS(Twitter, Facebook, Google+ 等)
  • 実況サービス(ニコ生等)
  • 一部の動画配信サービス
  • 動画共有サイト(ニコニコ動画, YouTube等)
  • 静止画共有サイト(ニコニコ静画、pixiv)
  • 情報(全般)共有サイト(各種掲示板サイト(2ch等), 2ch まとめサイト、一部ブログ等)
  • 情報(ニュース)共有サイト(Yahoo!ニュースのコメント欄、2ch まとめサイト等)
  • 情報(特定の情報(技術情報など))共有サイト(レシピ情報(クックパッド等), 技術情報(Qiita等)等)
  • Webページ共有サービス(ブックマークサービス等)

インターネット上の情報は、日々膨大な情報が増え続けているうえに、情報の質が不確かです。そのため、ある人というフィルターを通して、有益な情報を得たいケースには、そのようなコミュニティを利用することがあるでしょう。

また、ある人の文章の書き方や絵・動画の表現が分かりやすい、好みだ、という点でそのようなコミュニティを利用することがあるでしょう。


まとめ

このように、インターネットを駆使することで、いままでは形成が困難だったコミュニティを形成することが可能になります。

そして、コミュニティの性質によって、そこに集まる人の性質も異なります。

また、そのコミュニティが形成されている場所(Webサービス等)によって、そこに集まる人の立ち振る舞い方が変わってきます。例えば、同じ人がそのコミュニティに参加するにしても、あるコミュニティが形成されている場所では非常に丁寧な語り口でコミュニケーションをとる場合でも、あるコミュニティが形成されている場合では、殺伐な語り口でコミュニケーションをとる場合があります。そもそも、そのコミュニティに集まる人の性質が異なるというケースもあります。

コミュニティの質は、そのコミュニティが特定で運営されているのか、それとも個人が特定されるような情報の蓄積のある中で運営されているのかによっても変わってきます。基本的に個人が特定されるような情報の蓄積(本名と結びつく、または、インターネット上の活動が蓄積され、第三者から評価されるような体形が構築されている)のある中で運営されているサービスでは、基本的に殺伐としたコミュニケーションは起こりづらいはずです。ただし、例外はあります。


そのようなインターネット上のコミュニティの性質を理解したうえで、日々の生活が豊かになるように、そのようなコミュニティが形成されているサービスを使いたいものです。


また、そのようなコミュニティが形成されているサービス上では、従来の地理的な制約のあるコミュニティと比べて、新しいコミュニティを形成するのも比較的容易です。

そのため、自分自身の興味のあることについて情報を共有したり、日々の課題を解決するためのコミュニティを立ち上げることも出来るでしょう。




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