イントロダクション
私は普段、セキュリティ上の配慮から Windows で作業をするときにはユーザ権限のアカウントで作業を行っています。ユーザ権限のアカウントで作業を行っているときでも、Java の新しい更新プログラムが配信されている場合には、タスクトレイに更新プログラムがあることが通知されます。
そこで、その通知をクリックして、Java をアップデートしようとするのですが、権限を管理者権限に昇格しても、アップデートに失敗してしまいます。
その現象と対策について、ここに記載します。
この現象を確認した環境
- Windows Vista Business 64 bit
- Windows 7 Professional 64 bit
なお、これら以外の環境では、現象の確認作業自体を行っていません。
Javaをユーザ権限のアカウントでアップデートしようとすると失敗する
更新プログラムがあることを通知するタスクトレイの吹き出しや、Java コントロール・パネルの「今すぐ更新」ボタンをクリックすることで、Java の更新プログラムのインストールを行うことができます。
ユーザ権限で作業をしている場合には、次のようなユーザーアカウント制御のウィンドウが表示され、権限を管理者権限に昇格するように促されます。
すると、Java のアップデート画面が表示されます。
アップデートをインストールするために、インストールボタンを押します。
すると、次の瞬間には、次のエラー画面が表示されます。
エラー - Java Update 必要なインストール・ファイルのダウンロードに失敗しました。 OK |
このように、ユーザ権限のアカウントでは、Java のアップデート時に管理者権限に昇格しても、途中でエラーが表示されてしまいます。
対策
ユーザ権限のアカウントではアップデートのインストールに失敗してしまうので、初めから管理者権限のアカウントで Windows にログインして、アップデート作業を行った方が良さそうです。なお、まれに管理者権限のアカウントで Java のアップデートを行った場合にも、上記のエラーが発生することがありました。
その場合には、再度アップデートを実行したところ、正常にアップデートすることが出来ました。
2015/4/20 追記
ユーザ権限でログインした状態で、管理者権限に昇格した場合もアップデートが成功する事例に遭遇しました。
Java:ユーザ権限でログインした状態で、管理者権限に昇格した場合もアップデートが成功した
http://upa-pc.blogspot.com/2015/04/java-update-user-account-success.html
Dr.ウーパのコンピュータ備忘録
http://upa-pc.blogspot.com/2015/04/java-update-user-account-success.html
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