イントロダクション
2015年2月21日ごろ、ノートンをインストールした Windows パソコンにて、Internet Explorer が立ち上がらなくなったりするような不具合が発生していたようです。
ノートン先生何やってるんですか ノートン更新でIEが起動不可能になる現象 - ねとらぼ
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1502/22/news007.html
IEが動作停止する、起動しない、開かない問題2015年2月(IE+Windows+ノートン)
http://freesoft.tvbok.com/tips/security_news/2015-02_ie_norton.html
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1502/22/news007.html
IEが動作停止する、起動しない、開かない問題2015年2月(IE+Windows+ノートン)
http://freesoft.tvbok.com/tips/security_news/2015-02_ie_norton.html
ノートンのアップデートに問題があったようです。
私自身はノートンも Internet Explorer も使用していないので、特に問題が無かったのですが、このような問題が自分自身に降りかかることを想像すると、恐ろしい限りです。
突然ブラウザが起動しなくなる日に備えて
ブラウザでインターネット上の情報が見れない場合、最新情報を得るのが困難になります。特に、今回のような不具合が発生した場合、自分自身のパソコンに問題があり対処しなければならないのか、それとも、自分以外のところに問題があるのかを判断する必要がありますが、ブラウザで最新の情報が取得できないとそれすら困難です。
今回の件は、しばらく待っていれば不具合を解消するためのアップデートがノートンから提供されたようですが、アップデートに問題があるという情報が得られなければ、それを待たずにパソコンの OS の再インストールといった面倒で時間のかかる修復作業を始めてしまうかもしれません。
そのように、突然一つのブラウザが立ち上がらなくなる場合に備えて、別のブラウザをパソコンに入れておけば、全くインターネットの情報が得られないという事態を回避することができます。
今回の現象は、Internet Explorer のみで、Chrome や Firefox といった他のブラウザでは発生していなかったようなので、そういったブラウザがパソコンの中にあらかじめ入っていれば一つのブラウザで問題が発生したとしても別のブラウザを使用して情報収集が行えるため安心です。なんといっても、ブラウザが無ければ、他のブラウザをダウンロードすることすら、一般的には難しい話なのですから。
もしくは、スマートフォンのような、他にインターネットに接続できる端末を所持している場合も、万が一パソコンでインターネットが見れない場合にも対応できるので、安心でしょう。
万が一、一つのブラウザしか入っていないパソコンで、ブラウザが起動しなくなった場合に、インターネット上の情報を見たい場合
万が一、一つのブラウザしかインストールされていないような Windows パソコンにて、その唯一のブラウザが起動しなくなった場合に、インターネット上の情報を見たい場合には、頑張れば何とか見れる方法はあります。即席ブラウザーを自前で作るという方法(例1:コマンドプロンプトを,Webブラウザとして使おう (WSH・JScriptでXmlHttpRequest) - 主に言語とシステム開発に関して)もありますが、インターネット上の情報を何も見ずにプログラミングをするのは非常に大変なので、以下の方法が現実的なのではないでしょうか?
(1) コマンドプロンプトなどで telnet を使い、自力で Web サーバからデータを取得する
何か世界的に共通する大きな問題によってブラウザが使用できなくなった場合には、インターネット上のIT系の大手のWebサイトには、その問題についての言及がなされている場合があります。その場合には、その情報さえ得られれば、自分が次に何をすべきか(ただ待っていればいいのか、何か復旧策を施さないといけないのか)を判断することができます。
その場合には、Windows に標準にインストールされているコマンドプロンプトを使用して、telnet で Web サーバと通信し、html 文書を取得する方法があります。
コマンドプロンプトだけでWebサイトを閲覧する | Windowsインフラ管理者への道
http://ebi.dyndns.biz/windowsadmin/2009/11/01/%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%88%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%A7web%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%92%E9%96%B2%E8%A6%A7%E3%81%99%E3%82%8B/
telnetで遠隔操作:コマンドプロンプトで作業効率UP
http://cmd-pro.com/telnet.html
telnetクライアントを使ったWEBサイト確認方法 | 株式会社シンメトリック公式ブログ |
http://www.symmetric.co.jp/blog/archives/127
http://ebi.dyndns.biz/windowsadmin/2009/11/01/%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%88%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%A7web%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%92%E9%96%B2%E8%A6%A7%E3%81%99%E3%82%8B/
telnetで遠隔操作:コマンドプロンプトで作業効率UP
http://cmd-pro.com/telnet.html
telnetクライアントを使ったWEBサイト確認方法 | 株式会社シンメトリック公式ブログ |
http://www.symmetric.co.jp/blog/archives/127
なお、Windows VistaやWindows 7などでは、標準で telnet が有効になっていないようなので、この方法を使用するには、telnet を有効にする必要があります。
Windows Vista で TELNET コマンドを使う | へーいち の うぇぶろぐ
http://blog.heiichi.com/?eid=486815
Windows 7 で telnet コマンドを使う | へーいち の うぇぶろぐ
http://blog.heiichi.com/?eid=805729
http://blog.heiichi.com/?eid=486815
Windows 7 で telnet コマンドを使う | へーいち の うぇぶろぐ
http://blog.heiichi.com/?eid=805729
(2) メモ帳などのテキストエディタで、Web 上のファイルを開く
あまり知られていないかもしれませんが、メモ帳などでファイルを開くときに、ファイル名の部分にインターネット上のファイルを示す URL を入力すると、その URL の先のファイルの中身を取得できる場合があります。メモ帳で、「ファイル」メニューから「開く」を行い、 ファイルを開くためのダイアログを表示 ファイル名の部分に、インターネット上の URL を入力して、 「開く」ボタンをクリックする ここでは、以下の URL を入力している http://upa-pc.blogspot.com/ |
ファイルを開くダイアログのファイル名部分拡大 インターネット上の URL を入力 ここでは、以下の URL を入力している http://upa-pc.blogspot.com/ |
↓
インターネット上のファイル(http://upa-pc.blogspot.com/)を取得できた場合 html 文書が表示される |
なお、接続先 Web サーバによっては、ログイン画面などが表示されて、html 文書の取得が行えない場合があります。
まとめ
このように、ブラウザ以外でインターネット上の web ページのデータを見る方法を知っておけば、頑張れば最新情報の入手を行える可能性があります。例えば、ニュースサイトのトップページの URL さえ覚えていれば、その URL の中身を取得し、ニュースの概要を見て気になる内容が書いてありそうならば、そのニュースの本文のページの URL に対して同様のことを行えばいいわけです。半人力ブラウジングとでも言いましょうか。
快適なパソコン生活を続けられるよう、非常時への備えは怠らないようにしたいものです。
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