イントロダクション
ある物事を説明するときには、それを説明するために必要な情報量があります。例えば、パソコンについて詳しくない人に対して、パソコン上で動作するソフトウェアを実際に作れる状態になるまでのことを全て説明することを考えてみましょう。
複雑な事柄を説明するのは大変
パソコンとは何か?から始まり、パソコンの使い方、プログラミングの知識・・・等々、ものすごいたくさんのことを知ってもらう必要があります。それを全て自分自身で説明する場合には、ものすごい労力が必要になります。でも、「パソコンについて詳しくない状態の人に対して、パソコン上で動作するソフトウェアを実際に作れる状態になるまでのこと」が書かれた本があればどうでしょうか?
・・・など
パソコンの入門・Windowsプログラミング入門の本の例
1冊で必要な知識を全て網羅していることもありますが、
実際には、学習者の水準や目的に応じて、適切な本を複数選択します。
また、学習者の水準や目的によっては、より多くの種類の本を必要とします。
1冊で必要な知識を全て網羅していることもありますが、
実際には、学習者の水準や目的に応じて、適切な本を複数選択します。
また、学習者の水準や目的によっては、より多くの種類の本を必要とします。
その本を読んでもらうだけで、パソコンについて全く知らない状態の人に対して、パソコン上で動作するソフトウェアを実際に作れる状態になるだけの知識を得てもらうことができます。
(注意:ここでは、ある物事を説明するときに必要な情報量に着目して話を進めています。実際には、本を読んでも不足する知識があったり、書いてあることが十分に読み取れない場合があり、本だけでは物事を完全に理解することができない場合もあります。)
ブログ:一度書いた記事は自分の資産になる - 過去の記事へのリンクをはることで、詳しい言及が不要になる
ブログにて、何かを説明するときも同様です。複雑な事柄について、しっかりと説明しようとすると情報量が多くなります。
そのため、複雑な事柄について記載すると、一つのブログ記事が長くなりがちです。
その結果、一つのブログ記事を書くだけで、ものすごい労力が必要になりがちです。
しかし、ブログではその問題に対して解決策があります。
それは、一つの小さな事柄ごとに記事を書くということです。
すると、複雑な事柄を説明する記事を書くときには、過去に書いた記事に対してリンクを貼るという形をとることで、既に書いている部分については説明を省略することができます。
例えば、複雑な事柄を説明する記事が、小さな事柄(A)、小さな事柄(B)、小さな事柄(C)から構成されているとしましょう。
それらの関係を式に表すと、次のようになります。
複雑な事柄を説明する記事 =
小さな事柄(A)+小さな事柄(B)+小さな事柄(C)+それらをつなぎ合わせる文章+その他
複雑な事柄を説明する記事は、小さな事柄(A)、小さな事柄(B)、小さな事柄(C)と、それらをつなぎ合わせる文章とその記事独自のその他の部分で表現することができます。
さて、ここで、「複雑な事柄を説明する記事(小さな事柄(A)、小さな事柄(B)、小さな事柄(C)をすべて含む)のみ」を作成した場合と、「複雑な事柄を説明する記事と小さな事柄(A)、小さな事柄(B)、小さな事柄(C)の記事の計4つ」を作成した場合を考えてみます。
複雑な事柄を説明する記事と小さな事柄(A)、小さな事柄(B)、小さな事柄(C)の記事の計4つを作成した場合では、小さな事柄(A)、小さな事柄(B)、小さな事柄(C)を作成した後に、それらをつなぎ合わせる文章とその他の部分を作成することで、複雑な事柄を説明する記事を作成することができます。
一方、複雑な事柄を説明する記事(小さな事柄(A)、小さな事柄(B)、小さな事柄(C)をすべて含む)のみを作成した場合では、まとめて、「小さな事柄(A)+小さな事柄(B)+小さな事柄(C)+それらをつなぎ合わせる文章+その他」を作成する必要があります。
このように、既に記事を構成する事柄を記事として作成してあれば、その後の記事を作成する手間は大きく減らすことができます。
複雑な事柄を説明する意図をもって作成していなくても大丈夫
ここまでの説明を読むと、あらかじめ複雑な事柄を説明する意図をもってブログ記事を作成しておかないといけないと心配になるかもしれません。しかし、あらかじめ意図して記事を作っていなくても、いろいろと記事を書いていれば、意図にかかわらず今書こうとしている内容の一部が、過去に書いた記事の中にあるという状態が現れることがあります。
そのため、意図して小さな事柄の記事を積み重ねて、あとで組み合わせることが出来るようにしている場合もあれば、意図せず組み合わせることができる記事の組み合わせを発見できる場合もあります。
まとめ
このように、ブログなどの媒体では、一度書いた記事(情報)は自分自身の資産として、のちに書く記事の作成の手間を減らすことが出来るようになります。今回は、ブログを書くメリットを、説明の手間を減らせるという観点で書いてみました。
伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則
(Asuka business & language book)[Amazon]
楽天 7net
コメントを投稿
コメント投稿機能について