イントロダクション
2015年の9月あたりから様々なWebサイトにおいて、Webページ上に配置された「Twitter のリンクを共有するボタン」の挙動がおかしくなっていました。そして、そのことを調べてみると、Twitter のリンクを共有するボタンを含む各種ボタンのデザインが変更されることと、なんとツイート数のバルーン自体が表示されなくなる変更が行われることが明らかになっていました。
Twitterのツイートボタンのツイート数が表示されなくなる?2015年10月以降の動向に注目
http://upa-pc.blogspot.com/2015/09/twitter-hide-tweet-count.html
Dr.ウーパのコンピュータ備忘録
http://upa-pc.blogspot.com/2015/09/twitter-hide-tweet-count.html
Dr.ウーパのコンピュータ備忘録
このときには、そのTwitter の各種ボタンのデザイン変更と、ツイート数のバルーンが非表示となる時期とその背景については明らかにされていませんでした。
その後、それらについて「The Twitter Japan Developer Blog」の2015年10月6日の投稿にて、明らかにされていました。
Twitterのツイート/フォローボタンのデザイン変更・ツイート数非表示の実施スケジュールが明らかに。ツイート数非表示の背景も説明されています。
持続的なプラットフォームのための難しい決断 | Twitter Blogs
https://blog.twitter.com/ja/2015/buttons
https://blog.twitter.com/ja/2015/buttons
また、その変更の理由を開発上のトレードオフによるものとして、その背景が詳しく説明されています。内容を読んだところ、開発リソースの制約・開発の優先順位あたりがキーワードになっている印象を受けました。
私が見ている範囲では、ツイート数のバルーン(カウンター)を表示しているページが多いように感じていましたが、文中でほとんどカウンターを表示していないと説明されていて、意外でした。
さて、Twitter の各種ボタンのデザイン変更と、ツイート数のバルーンが非表示となる時期が明らかになったので、Web サイトの運営者としては、それまでにこの変更によって影響を受ける部分については修正を加えたいところです。
ボタンのデザインの変更では、よっぽど画面の見栄えにこだわっているWebサイト以外では影響はなさそうです。しかし、ツイート数のバルーンの非表示や、非公式のカウントAPIを使用してツイート数を表示していたり、ツイート数を基に何らかの処理を行っていた場合(ツイート数が多い記事をランキング表示するなど)には、対処が必要になりそうです。
また、Webページの利用者としては、そのページがどのくらいシェアされているのか知りたい場合があったり、そのページに対してどんな言及がなされているのか知りたい場合があります。
その場合には、Twtter の検索機能や、Yahoo!JAPANのリアルタイム検索にて、そのWebページのURLを検索することで、ある程度の代替は可能かもしれません。特に、Yahoo!JAPANのリアルタイム検索では、過去30日間までならツイート数の推移を確認できるため、便利かもしれません。(ただし、いろいろと試してみましたが、Twitter のリンクを共有するボタンのツイート数のバルーンの数値と、Yahoo!JAPANのリアルタイム検索におけるツイート数を足し合わせたものは一致しなかったので、代替にはならず、あくまで一つの目安として使える程度でしょう。)
まとめ
Twitter の各種ボタンのデザイン変更と、ツイート数のバルーンが非表示となる時期については、2015年11月20日までに完了する予定のようです。Twitter は既に社会インフラの一つになっていると言っても過言ではないでしょう。そのため、今後ともTwitterには継続的な発展を期待するばかりです!
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