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日々のコンピュータ情報の集積と整理

Dr.ウーパのコンピュータ備忘録

2015年4月20日月曜日

Google Analytics:「リアルタイム」画面で、ERR_QUIC_PROTOCOL_ERRORがまれに発生する。対処法


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イントロダクション

最近、Google Analytics のリアルタイムの画面を開こうとしたときに、しばらく固まった後に、ウェブページにアクセスできませんというエラーが発生することが、まれに起こるようになりました。

この現象の記録と、対処方法を記載します。


動作確認環境

  • Windows Vista Business 64bit
  • Chrome : バージョン 42.0.2311.90 m


Google Analytics:「リアルタイム」画面で、ERR_QUIC_PROTOCOL_ERRORが発生する。対処法


現象

Google Analytics の「リアルタイム」の画面を開こうとしたときに、まれにしばらく固まった後に、ページが表示できなくなります。
(Chrome のエラーメッセージ画面になります。)


その時に表示されるエラーは、次のとおりです。

このウェブページにアクセスできません

ERR_QUIC_PROTOCOL_ERROR


エラーの文字列を見てみると、"QUIC", "PROTOCOL" の文字があります。


そういえば、今日、次のようなニュースを見ました。

Google、高速プロトコル「QUIC」をChromeとモバイルのデフォルトに - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1504/20/news046.html

Google、QUICプロトコルでウェブをさらにスピードアップ | TechCrunch Japan
http://jp.techcrunch.com/2015/04/20/20150418google-wants-to-speed-up-the-web-with-its-quic-protocol/


QUIC といえば、従来よりも高速な Web アクセスを可能にするプロトコル(Google が開発)です。



その QUIC が、既に Google が提供している Chrome と Google のサーバ間の通信の半分ほどに使われているというニュースです。


とすると、私が使用している Google Analytics で、"ERR_QUIC_PROTOCOL_ERROR" が表示されたということは、既に私の環境の Chrome と、Google Analytics のサーバ間の通信が QUIC によって行われているということでしょう。


QUIC によって通信が行われているかを知る方法については、以下のページが参考になりました。

Googleの新プロトコルQUICを試す - ぼちぼち日記
http://d.hatena.ne.jp/jovi0608/20130628/1372408950


chrome://net-internals/#quic

を見てみると、確かに、QUIC によって Google サーバとの間で通信が行われていました。


対処法

とりあえず、エラーが発生したページをブラウザの機能でリロードすると、今度は問題なく表示されました。


なお、"ERR_QUIC_PROTOCOL_ERROR" で検索すると、QUIC を無効にする方法について記載されたブログが見つかりました。

ERR_QUIC_PROTOCOL_ERROR - dechnostick's blog
http://dechnostick.hatenablog.com/entry/2014/09/27/022036


私は検証していませんが、

chrome://flags/#enable-quic

にて、QUIC の有効・無効を変更できるようです。


私の環境の場合、発生頻度はまれ(本日2回ほど発生)なので、そのままで様子を見てみようと思います。
(エラーが表示されたらリロードする。)


まとめ

高速な通信を可能にするプロトコル QUIC が、Chrome - Google サーバ間で使われるようになっています。

そのため、環境によっては、今まで発生していなかったようなエラーが発生するようになるかもしれません。





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