~ モバイル版(スマートフォン)の操作 ~
左右にスワイプすると、前後の投稿へ移動します。
← 前の投稿 | 次の投稿 →
日々のコンピュータ情報の集積と整理

Dr.ウーパのコンピュータ備忘録

2014年5月3日土曜日

仮想デスクトップという言葉で検索すると複数の意味が見つかる


スポンサーリンク

仮想デスクトップ”という言葉で Google にて検索を行うと、意味の異なる”仮想デスクトップ”の情報が混在して表示されます。

主に以下の 2 つの意味で "仮想デスクトップ" にヒットします。


意味1

引用ここから
仮想デスクトップ(かそうデスクトップ、virtual desktop)は、コンピュータデスクトップ環境を拡張するソフトウェアの一種。デスクトップの数、あるいは領域の拡張を行う。さらに、この種のソフトウェアによって拡張されたデスクトップのこと。
引用ここまで
仮想デスクトップ - Wikipedia 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%AE%E6%83%B3%E3%83%87%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97

1つのディスプレイに対して、複数のデスクトップを仮想的に対応させる機能のことです。
記事「仮想デスクトップを活用して作業を効率化! - 基礎知識」にて記載した意味です。

意味2

引用ここから
デスクトップ仮想化(デスクトップかそうか; desktop virtualization)とは、クライアント仮想化[1]とも呼ばれるが、クライアントサーバモデルで、仮想化を使い複数のデスクトップ環境を実行すること。 仮想デスクトップインフラストラクチャー (VDI; virtual desktop infrastructure もしくは virtual desktop interface[2]) とは、仮想環境のためのハードウェアとソフトウェアを含む[3]デスクトップ仮想化のためのサーバーシステムを指す[4]
引用ここまで
デスクトップ仮想化 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E4%BB%AE%E6%83%B3%E5%8C%96

サーバにてクライアントのデスクトップを管理し、クライアントはデスクトップの描画のみを行う機能、もしくはクライアントPC内で複数の OS を仮想的に実行する機能のことを意味します。

なぜ2つの意味の言葉としてヒットするのか?

意味1、意味2の英訳を見てみると、どちらとも virtual desktop を含んでいます。

意味1:仮想デスクトップ(virtual desktop)
意味2:仮想デスクトップインフラストラクチャー (VDI; virtual desktop infrastructure もしくは virtual desktop interface)

そのため、virtual desktop をそのまま日本語に翻訳すると"仮想デスクトップ" となるため、それぞれの意味において"仮想デスクトップ"と記載した Web ページが作成されたのだと思います。
結果として、”仮想デスクトップ”で検索すると 2 つの意味の言葉としてヒットすることになったのだと思います。


Google で検索すると意味2の方は意味1よりも優勢に表示されます。
"仮想デスクトップで検索した上位10件を意味1、意味2で分別してみると、




  1. 仮想デスクトップ - Wikipedia 

    ja.wikipedia.org/wiki/仮想デスクトップ

    仮想デスクトップ(かそうデスクトップ、英: virtual desktop)は、コンピュータのデスクトップ環境を拡張するソフトウェアの一種。デスクトップの数、あるいは領域の拡張を行う。さらに、この種のソフトウェアによって拡張されたデスクトップのこと。
    概要 - ‎実装 - ‎X Window System - ‎関連項目
→意味1



  1. 【特別企画】XP期限切れ間近のいま、仮想デスクトップサービス ... 

    cloud.watch.impress.co.jp/docs/special/20140310_638358.html

    2014/03/10 - 企業向けの仮想デスクトップ環境は初期費用や最低契約数などがあり、興味があってもなかなか気軽に試すというわけにはいかないことが多い。今回仮想デスクトップサービスをレビューすることになり、いろいろなサービスを調べていた ...
→意味2



  1. 情報漏えい対策にクラウド型仮想デスクトップサービス|NTT ...

    www.ntt-neo.com › 商品・サービス

    NTTネオメイトが提供するAQStage 仮想デスクトップは、WindowsXPユーザーも利用ができるクラウド型とオンプレミスで提供するサービスです。デスクトップの仮想化でこれまでのクライアント管理負荷を軽減し、安全性やコスト、情報漏えい対策など多様な ...
→意味2



  1. Windowsで複数のデスクトップを切り替えられる仮想デスクトップ ... 

    jmatsuzaki.com/archives/5468

    著者: Junichi Matsuzaki - 346 人の Google+ フォロワー
    「Dexpot」はなんと最大で20もの仮想デスクトップを作成することができます。 「タスク管理用のデスクトップ」「今夜の夕食のレシピを考える用のデスクトップ」「スケジュール管理用のデスクトップ」「お下劣なロックを聴く用のデスクトップ」「私の愛しいアップルパイに ...
→意味1



  1. ITproまとめ - 仮想デスクトップ(VDI):ITpro 

    itpro.nikkeibp.co.jp › 情報システム › 仮想化

    2014/03/28 - 最近では、「Citrix XenDesktop」や「VMware Horizon View」のように、仮想化ソフトで仮想マシンを作り出し、その上でアプリケーションを動かす形態が多い。 ... Windows XPからの乗り換えを機に、仮想デスクトップを導入する例も少なくない。
→意味2



  1. Amazon WorkSpaces (クラウド上の仮想デスクトップサービス ...

    https://aws.amazon.com/jp/workspaces/?nc1=h_l2_cn

    AWS マネジメントコンソールを数回クリックするだけで、高品質なデスクトップエクスペリエンスを、ユーザー数を問わず、従来のデスクトップにも劣らないコスト効率で、一般的な仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)ソリューションの半分の費用で調達でき ...
→意味2



  1. 無料仮想デスクトップソフト一覧 - フリーソフト100 

    freesoft-100.com › パソコンを便利にするフリーソフト

    無料仮想デスクトップソフト一覧。仮想的にデスクトップ画面の表示領域を拡大することができるデスクトップ機能拡張ツール。デスクトップを拡大することによって、表示領域の小さいデスクトップにおいても仮想的に上下左右に広々と使う…
→意味1



  1. VDIとは 〔 仮想デスクトップインフラ 〕 【 Virtual Desktop ... 

    e-words.jp/w/VDI.html

    VDIとは、企業などで、デスクトップ環境を仮想化してサーバ上に集約したもの。利用者はクライアント機からネットワークを通じてサーバ上の仮想マシンに接続し、デスクトップ画面を呼び出して操作する。VDIではサーバコンピュータ上に社員数などに見合っ...
→意味2



  1. IIJ GIO仮想デスクトップサービス | IIJ

    www.iij.ad.jp/biz/desktop/

    IIJが提供する「IIJ GIO仮想デスクトップサービス」の特長をご紹介します。Windowsのデスクトップとアプリケーションを仮想化してそのままクラウドへ移行できる仮想デスクトップソリューションです。
→意味2



  1. 様々な端末からWindowsPCが利用できる仮想デスクトップなら ... 

    www.onamae-desktop.com/

    「お名前.comデスクトップクラウド」は、Mac・iPad・iPhone・Android・WindowsPhoneなどの様々な端末からWindowsPCが利用できる、GMOインターネットの仮想デスクトップサービスです。forFXならFX自動売買に便利なメタトレーダー(metatrader)、MT4の ...
→意味2


となります。
意味1は3件、意味2は7件となり、圧倒的に意味2である"デスクトップ仮想化"という意味の検索結果が多く表示されています。


意味1の仮想デスクトップは一般にはあまり普及しておらず一部の上級者向けの機能です。
それに対して、意味2のデスクトップ仮想化は企業などがビジネスとして大規模に導入するなど実用で広く使われている機能です。
そのため、意味2の情報の方がインターネット上に多く存在する、もしくは重要情報として検索エンジンのインデクサ―に評価されているのではないでしょうか。


なお、"仮想デスクトップ"と"デスクトップ仮想化"で Google にて検索を行うと、ヒット件数は以下のとおりになりました。(2014年5月3日現在)

検索ワード:"仮想デスクトップ"
 → ヒット件数:約 499,000 件
検索ワード:"デスクトップ仮想化"
 → ヒット件数:約 450,000 件


"仮想デスクトップ" の方が "デスクトップ仮想化"よりも多くヒットします。
ただし、"仮想デスクトップ"には"デスクトップ仮想化"という意味での情報もヒットしていると考えられることから、"仮想デスクトップ" から "デスクトップ仮想化"の意味のページ数を概算できるよう、検索ワードに "VDI" を付与して検索してみます。

検索ワード:"仮想デスクトップ VDI"
 → ヒット件数:約 88,500 件

概算ですが、意味1としての "仮想デスクトップ" の件数は

意味1としての"仮想デスクトップ"
 件数:499,000 - 88,500 = 410500

と計算できます。
このことからページ件数は意味1としての"仮想デスクトップ"の方が、意味2の"デスクトップ仮想化"よりも推測できます。


もし、それぞれの意味でしっかり区別して検索結果を表示したい場合には、仮想デスクトップに加えて、意味を限定する言葉を追加して検索すると良さそうです。

例えば、意味1としての"仮想デスクトップを検索したい場合には、

検索ワード:"仮想デスクトップ デスクトップ切り替え"
 → ヒット件数:約 552,000 件

として検索すると、意味1としての"仮想デスクトップ"が主に検索できることを確認しました。(2014年5月3日現在)


仮想デスクトップについての記事一覧



スポンサーリンク

コメントを投稿

コメント投稿機能について