イントロダクション
パソコンで作業をしていると、どうしても今使っているパソコンでは処理能力が不足しているような場面に遭遇することがあります。そのような場合には様々な解決策があるのですが、その解決策の一つとして、今のパソコンで行っている処理を別のパソコンに丸ごと肩代わりしてもらうという選択肢があります。
別のパソコンに、一部の処理を肩代わりしてもらう
重たい処理を、複数並行しなければならないときがあります。例えば、動画のエンコード処理といった重たい処理を行いながら、同時にそのパソコンでブラウザを使ってインターネット上の情報を見ることや、画像編集を行うなどといった作業を並行して行うようなケースです。
その場合、それらの作業を合わせた負荷がパソコンの処理能力を超えていた場合には、作業の完了までにいつもよりも大幅に時間がかかることがあります。
大幅にパソコンの性能が不足している場合には、エラーが発生して正常に作業を完了することができない場合もあります。
そんな時には、1つの作業を丸ごと別のパソコンに丸投げするという方法があります。
上記のケースでは、手元のパソコンでブラウザによる情報収集や画像編集を行い、動画のエンコードは丸ごと別のパソコンに丸投げすると、処理の負荷が分散し、快適に作業を行える可能性があります。
処理を丸投げする方法にもいくつか種類があります。
(1) それぞれのパソコンの前に座って作業する
(2) メインのパソコンから、作業を丸投げするパソコンにリモートデスクトップなどで接続して、メインのパソコンから支持を出す
等。
(1) の「それぞれのパソコンの前に座って作業する」方法であれば、パソコンを複数台所有していれば、すぐに実施できる方法です。
しかし、別の作業をやろうと思った場合には、わざわざパソコン間を移動しなければならないという問題があります。
そこで、(2) の「メインのパソコンから、作業を丸投げするパソコンにリモートデスクトップなどで接続して、メインのパソコンから支持を出す」という方法を使うと、その問題を解決できます。
リモートデスクトップでは、別のパソコンを、まるでそのパソコンの前に座っているかのように、今使っているパソコンから操作することが可能です。
ただし、リモートデスクトップ接続では、リモートデスクトップ先のパソコンの機能をすべて使えない可能性があります。また、画面の情報をネットワークを介してすべて転送しているため、動画再生のような画面の書き換えを頻繁に行う必要のある作業は、スムーズに行えないか、まったく行えない可能性があります。
また、Windows のリモートデスクトップ機能であれば、OS のエディションによって、接続先として使用できないケースもあります。
まとめ
このように、別のパソコンに処理の一部を肩代わりしてもらえば、不足した処理能力を補え、快適に作業を行えるようになる可能性があります。しかし、できること・できないことがあるので、事前にその作業は肩代わりしてもらうことが可能かどうかや、OS の機能としてそれは実現可能かなど、検討する必要があります。
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