イントロダクション
「現在使用しているInternet Explorerのバージョンをテキスト形式で取得したい」にて、Internet Explorerのバージョンをレジストリから取得するバッチファイルの使い方について解説しました。ここでは、そこで使用したInternet Explorerのバージョンをレジストリから取得するバッチファイルの中身について、解説します。
Internet Explorerのバージョンをレジストリから取得するバッチファイル
Internet Explorerのバージョンをレジストリから取得するバッチファイルの中身は、次のようになっています。バッチファイル「getIEVersion.bat」の中身:
reg query "HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Internet Explorer" /v Version > "ie_version.txt" reg query "HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Internet Explorer" /v svcVersion >> "ie_version.txt"
では、具体的にこのコマンドについて見ていきます。
コマンドの先頭から見ていきましょう。
reg は、コマンドプロンプト上でレジストリを操作するためのツールです。
Windows XP/Windows Server 2003以降のWindowsでは、標準で用意されているもののようです。
reg についての情報は、以下のページに詳しく書かれています。
Windows TIPS:コマンドプロンプトでレジストリを操作する - @IT
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0402/21/news005.html
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0402/21/news005.html
今回はレジストリの値を表示するために、reg の次に query を指定しています。
その次の、"HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Internet Explorer" は、値を表示したいエントリのある場所を指定しています。
今回は、Internet Explorerのバージョンを記録している場所を指定しています。
/v は、指定されたエントリの値のみを表示する場合に使用します。
ここでは、/v の次に Version や svcVersion といったエントリ名を指定することで、そのエントリの値のみを表示しています。
最後に、> や >> を使用して、コマンドの実行結果を指定したファイルに書き出しています。(リダイレクト)
一行目では、> を使用してコマンドの実行結果をファイルに書き出すことで、> の次に指定しているファイル名のファイルにデータを上書き(ファイルが存在しない場合は新規作成)しています。
二行目では、>> を使用してコマンドの実行結果をファイルに書き出すことで、>> の次に指定しているファイル名のファイルにデータを追記しています。
そのため、上記のコマンドを記録したバッチファイルを実行すると、次のようなデータを出力したファイルが得られます。
出力されたファイル「ie_version.txt」の中身:
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Internet Explorer Version REG_SZ 9.0.8112.16421 HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Internet Explorer svcVersion REG_SZ 9.0.8112.16421
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