日常で見かけることの多くなった日本語ドメイン
最近インターネット上のサイトを巡っていると、Webサイトのドメイン名が日本語で表記されたページを見かけることが多くなりました。日本語JPドメイン名とは - 日本語.jp
Webサイトのドメイン名に日本語ドメインが使用されていると、珍しさからついつい検索結果やブラウザのアドレスバーのURL表記を見てしまいます。
それと、最近いくつかの日本語ドメインのWebサイトを見るにつれて、日本レジストリサービス(JPRS)が宣伝するように(*1)確かに英数字のみで記載されたドメイン名よりも、日本語で記載されたドメイン名の方が、日本語を主に取り扱う日本人にとっては分かりやすく、覚えやすいというのもわかるような気がしてきました。
*1:
日本語JPドメイン名とは - 日本語.jp
http://日本語.jp/about/
http://日本語.jp/about/
使おう!「日本語JPドメイン名」
http://使おう.jp/
http://使おう.jp/
Chromeで日本語ドメインをアドレスバーからコピペすると別の文字列に変わる!
さて、そんな日本語ドメインですが、Chromeのアドレスバーから日本語ドメインをコピーして、メモ帳などに張り付けたところ、コピーしたはずの日本語ドメインが別の文字列に変わっていました!例)「日本語.jp」(http://日本語.jp/)の場合
日本語ドメイン
http://日本語.jp/
Chromeのアドレスバーからコピーして、メモ帳に張り付けたもの
http://xn--wgv71a119e.jp/
Chrome のアドレスバーに表示された日本語ドメインのURLをコピーし、 メモ帳に張り付けたもの クリップボードにコピーしたはずの「http://日本語.jp/」が 「http://xn--wgv71a119e.jp/」に変わっている |
Chrome 以外の、Internet Explorer と Firefox にて、同様の操作を試してみましたが、Internet Explorer と Firefox では、アドレスバーから日本語ドメインをコピーして、メモ帳などに張り付けても、元の日本語ドメインをそのまま貼り付けることが出来ました。
どうやら、これは Chrome だけの現象のようです。(今回調査した、IE/Firefox/Chrome という3大ブラウザの中では。)
それは、Punycode(ピュニコード)
さて、Chromeのアドレスバーからコピーして、メモ帳に張り付けたもの「xn--wgv71a119e.jp」はなんでしょうか。結論から言うと、それは「Punycode(ピュニコード)」と呼ばれるものです。
用語辞典 | JPRS
http://jprs.jp/glossary/index.php?ID=0051
http://jprs.jp/glossary/index.php?ID=0051
この Punycode は、日本語で記載されたドメイン名を、既存の DNS サーバでも扱えるようにするために使用されているものです。
従って、日本語ドメイン名には、それに対応する Punycode が存在します。
なお、日本語ドメイン名と Punycode は独立的に存在するのではなく、日本語ドメイン名はある規則に従ってPunycode へ変換されます。
Punycodeとは - IT用語辞典 Weblio辞書
http://www.weblio.jp/content/Punycode
Punycodeとは何ですか? | よくある質問 | ムームードメイン
http://muumuu-domain.com/?mode=faq&state=answer&id=000560
Punycode: アプリケーションにおいてドメイン名国際化(IDNA)を
行うためのUnicodeのBootstringエンコーディング http://www.jdna.jp/survey/rfc/rfc3492j.html
http://www.weblio.jp/content/Punycode
Punycodeとは何ですか? | よくある質問 | ムームードメイン
http://muumuu-domain.com/?mode=faq&state=answer&id=000560
Punycode: アプリケーションにおいてドメイン名国際化(IDNA)を
行うためのUnicodeのBootstringエンコーディング http://www.jdna.jp/survey/rfc/rfc3492j.html
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)が提供している以下のサービスを使用することで、日本語JPドメイン名をPunycode表記ドメイン名へ変換することや、その逆のPunycode表記ドメイン名を日本語JPドメイン名へ変換することができます。
Punycode表記のドメイン名であって、それをブラウザのアドレスバーに入力して、そのWebページにアクセスすると、ブラウザのアドレスバーの表記は日本語ドメイン名に変わります。
(IE/Firefox/Chromeで確認済み)
Punycode表記のドメイン名でWebページへアクセス |
↓
Punycode表記のドメイン名が日本語ドメイン名に変わる |
そのため、日本語ドメイン名をコピー&ペーストしておいたはずが、Punycode表記のドメイン名で保存されていた場合でも、そのPunycode表記のドメイン名でそのページにアクセスすれば、元の日本語ドメイン名を知ることができます。
もし、そのWebページにアクセスしたくなければ、上記の「日本語JPドメイン名のPunycode変換・逆変換」を使用すれば、そのWebページにアクセスすることなく、Punycode表記のドメイン名から日本語ドメイン名を知ることができます。
動作確認環境
Windows Vista Business 64bit(詳細)なお、この動作を確認した各ブラウザのバージョンは次のとおりです。
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