イントロダクション
インターネットを通じて、様々なサービスが提供されるようになりました。ファイル共有、情報共有、ショッピング等々、例を挙げればきりがありません。
さて、そのようなインターネットを通じて提供されるWebサービスでは、個人を認証するためにユーザ名とパスワードによるログインを採用していることがほとんどです。
それらのログイン情報は、安全のためにWebサービスで共通のユーザ名・パスワードの組み合わせではなく、すべてのWebサービスで異なるユーザ名・パスワードの組み合わせを使用した方が良いでしょう。
しかし、それらのユーザ名・パスワードの組み合わせは、使用するWebサービスが増え毎に増加するために、とても頭の中で記憶していられるものではありません。
そこで、重要度の低いWebサービスに対しては、ユーザ名とパスワードの組み合わせをブラウザに記憶させている人もいると思います。
ブラウザに保存した、Webサービスへのログイン情報(ユーザ名、パスワード)が、自動的に入力されない
一度、Webサービスにログインを行うと、その時のログイン情報(ユーザ名とパスワード)をブラウザへ記録させることができます。しかし、ブラウザへ記憶したはずのログイン情報が、自動的に入力されなかったという経験はありませんか?
その一つの要因として、ログイン情報を入力したページのURLが、今ログインしているページのURLと異なるケースが挙げられます。
Webサービスによっては、ログインページのURLが、そのログインページへ到達する経路によって変わるものもあります。
また、場合によってはWebサービスの改修(バージョンアップ)によって、ログインページのURLが変更になる場合もあります。
例)
最初にログインしてブラウザへパスワードを記録させたログインページ
https://サイトのドメイン名/signup
次に、ログインするために訪問したログインページ
https://サイトのドメイン名/login
そのため、ログインページのURLが、前回と今回で異なる場合には、ブラウザが自動的にログイン情報を入力すべきページであると認識されずに、自動的にログイン情報が入力されないことになります。
対処法
自動的にログイン情報が入力されていないログインページの場合には、再度ログイン情報を手入力し、ログイン情報をブラウザへ記録します。こうすることで、次からはそのログインページでは、自動的にログイン情報が入力されるようになります。
注意
ただし、自動的にログイン情報が入力されないケースとして、フィッシング詐欺のように、偽のログインページに誘導されている可能性が否定できません。そのため、手動でログイン情報を入力する前に、そのログインページが正規のものかどうかをチェックする必要があります。
まとめ
ブラウザに保存した、Webサービスへのログイン情報(ユーザ名、パスワード)が、自動的に入力されない場合には、再度ログイン情報をブラウザへ記録させます。ただし、フィッシング詐欺には十分に注意してください。
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