日々のコンピュータ情報の集積と整理

Dr.ウーパのコンピュータ備忘録

2015年4月16日木曜日

インターネット上の情報に必須の情報:情報の公開日

イントロダクション

インターネット上には、日々新しい情報が続々とアップロードされています。
その一方、情報が公開されてから更新されないページもどんどん蓄積されていきます。

その時に、利用者として困るのが、その情報がいつの情報なのかわからないという点です。


情報がいつ公開されたのかわからない

インターネット上に公開されているページを見てみると、そのページがいつ公開されたのか記載されていないページも散見されます。

情報の公開日が表記されていないと困るケースとして、次のようなケースが考えられます。

  • 最新情報を知りたい場合
  • 特定の期間に公開された情報を知りたい場合


最新情報を知りたい場合

特に、コンピュータの世界では技術革新などによって、どんどん新しい情報が生まれています。その一方、生まれた情報が時間とともにどんどん古くなり、現時点で通用しないということがおきます。

そのため、せっかく目的の情報を見つけたと思って文章を読み進めていたら、何年も前の情報で今の時代には通用しないものだったという悲劇が起こります。


特に、ソフトウェアの情報(機能、使い方、設定方法)のような情報でこの現象は顕著です。いつの間にか、ソフトウェアの仕様が変更されており、機能の追加/削除や画面のグラフィカルユーザインターフェースの変更が行われていて、以前の情報が全く役に立たないということがよくおこります。そして、役に立たないならまだしも、その情報によって混乱や無駄足を踏むというマイナスの効果を生んでしまうことがあります。


特定の期間に公開された情報を知りたい場合

インターネット上に情報が公開、蓄積されることで、ある物事がどのように変化していったのかという履歴を見ることが出来るようになります。

しかし、せっかくの情報がインターネット上に公開、蓄積されていたとしても、その情報の生成日(公開日)が無いと、いつの時代の情報なのかわからないため、ものごとの変化を調べる目的で使用することができません。


必ず公開日を Web ページに埋め込んでおく

以上の点から、情報の公開日(生成日)は非常に重要です。

そのため、Webページなどで情報を公開する場合には、必ずその情報の公開日(生成日)を埋め込んでおきましょう。

埋め込んでおく公開日の情報として、年・月・日だけでなく、時・分・秒まであればなお良いでしょう。


情報の公開日を埋め込む場合には
  • 人が読める形式
  • プログラムが読める形式
の両方を埋め込んでおくと良いでしょう。


人が認識できる形式として、以下のフォーマットが考えられます。

年・月・日・時・分・秒を全て表示する場合
  • 2015/4/15 20:00:00
  • 2015年4月15日 20時0分0秒
など。

場合によっては、曜日の情報もあると、うれしい場合があります。


プログラムが読める形式では、検索エンジンなどの情報を検索するシステムが認識できるフォーマットの日時形式とマークアップを行っておくとよいでしょう。

schema.org などによる構造化データのマークアップ方法について、以下のリンク先などが参考になるでしょう。

Google ウェブマスター向け公式ブログ: schema.org のご紹介: より便利なインターネットのための検索エンジンの取り組み 
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2011/08/schemaorg.html

構造化データ マークアップを監視する - ウェブマスター ツール ヘルプ
https://support.google.com/webmasters/answer/2650907?hl=ja


システムとして日付が必須化されていると良い

日付の情報を、Web ページなどへ手動で毎回埋め込むのはなかなか大変です。

そこで、情報の入力に連動して、日付が自動的に入力されるような仕組みが形作られていると便利です。

例えば、ブログのようなシステムの場合、原則ブログへ情報を公開した時点で、その時点の日時が自動的に記録・公開されます。


また、Twitter や Facebook のような短いコメントを投稿するようなシステムでも、原則コメントの投稿日時が自動的に記録・公開されます。


更新日をあるとなお良い

なお、一度公開した情報を、あとから手直しするなどして更新する場合があります。

その場合の更新日も、情報へ記載するとなお良いでしょう。
特に、どの部分を修正したのかというコメントも合わせて記載されているとなお良いでしょう。


まとめ

インターネット上に公表する情報には、情報の公開日を付与すると良いでしょう。

そのことによって、インターネットがより便利に使えるようになります。








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