日々のコンピュータ情報の集積と整理

Dr.ウーパのコンピュータ備忘録

2014年4月22日火曜日

Excel:VBAマクロを使わないで、グラフに使用するデータを手軽に切り替える方法(2) - 2系列を選択して表示する

記事「Excel:VBAマクロを使わないで、グラフに使用するデータを手軽に切り替える方法」では、VBAマクロを使わないで、グラフに使用するデータを手軽に切り替える方法を紹介しました。

 

今回はそこに一工夫を加え、任意に選んだ2つのデータをグラフに表示できるようにしてみましょう。

 

画面

グラフ用シート

excel_graph_change_list_2item_control

「管理」シート

データシート1

excel_graph_change_list_2item_data1

「1日」シート

データシート2

excel_graph_change_list_2item_data2

「2日」シート

データシート3

excel_graph_change_list_2item_data3

「3日」シート

 

表示するグラフの切り替え操作

表示するグラフの切り替えを行うには、グラフが表示されている「管理」シートのグラフ化するシートを選択するためのセルを選択します。(系列1、もしくは系列2)

excel_graph_change_list_2item_control

初期状態

すると、表示できるグラフのシート名がリストとして表示されるので、別のシート(3)を選択します。

excel_graph_change_list_2item_control_exp1

リストから 3 を選択。

すぐに元々表示されていた「2日」シートのデータから、「3日」シートのデータに切り替わります。

excel_graph_change_list_2item_control_exp2

グラフが「3日」シートのデータに切り替わる

このように非常に手軽に表示するデータの切り替えを行うことができます。

 

更に、以下のように系列1、系列2とも変更して、自由にデータを比較することができます。

excel_graph_change_list_2item_control_exp3

系列1、系列2とも変更して、自由にデータを比較することができる

 

表示するグラフの切り替えの仕組み

「管理」シートを次のエリアに分けて説明します。

excel_graph_change_list_2item_control_area

「管理」シート エリア分け

(1) グラフの表示用データ 系列1 エリア

ここに記載されているデータを基に系列1のグラフを作成しています。

このデータは次の数式により、セルG2で選択されたシートのデータを表示するようになっています。

例)セルA2の場合:(他のセルはオートセル機能によって自動でセルの参照が更新されています。)

セルA2の数式:

=INDIRECT(ADDRESS(ROW(A2),COLUMN(A2),1,1,$G$2&$H$2),TRUE)

ADDRESS 関数で、現在の行・列にある別のシート($G$2&$H$2 でシート名を作成)の参照文字列を作り出しています。

その参照文字列をINDIRECT関数に渡し、その参照文字列が指し示すセルの内容を取得しています。

 

例)セルB1の場合:

グラフの凡例にどのシートのデータを表示しているのか示すために、凡例にシート名(G2&H2)を加えています。

セルB1の数式:

=INDIRECT(ADDRESS(ROW(B1),COLUMN(B1),1,1,$G$2&$H$2),TRUE)&"-"&G2&H2

 

(2) グラフの表示用データ 系列2 エリア

ここに記載されているデータを基に系列2のグラフを作成しています。

このデータは次の数式により、セルG3で選択されたシートのデータを表示するようになっています。

例)セルC2の場合:(他のセルはオートセル機能によって自動でセルの参照が更新されています。)

セルC2の数式:

=INDIRECT(ADDRESS(ROW(A2),COLUMN(A2),1,1,$G$3&$H$3),TRUE)

ADDRESS 関数で、現在の行・列にある別のシート($G$3&$H$3 でシート名を作成)の参照文字列を作り出しています。

その参照文字列をINDIRECT関数に渡し、その参照文字列が指し示すセルの内容を取得しています。

 

例)セルD1の場合:

グラフの凡例にどのシートのデータを表示しているのか示すために、凡例にシート名(G3&H3)を加えています。

セルD1の数式:

=INDIRECT(ADDRESS(ROW(B1),COLUMN(B1),1,1,$G$3&$H$3),TRUE)&"-"&G3&H3

 

(3) グラフ化するシート選択 エリア

セルG2, G3にはデータの入力規則を設定し、その下にあるデータ範囲のセルの内容をリストとして表示し、そこから値を選択できるようになっています。

excel_graph_change_list_2item_control_exp4

データの入力規則を設定し、リストから値を選べるようにする

 

以上の設定で、ユーザが選んだシートのグラフを動的に表示できるようになっています。

VBAマクロなどを使用せず、Excel の標準的な機能で動的なグラフの変更を実現できるため、非常に手軽です。

 

サンプルファイルのダウンロード

excel_sample_graph_change_list_2item_ver1_0_0_public.xlsx (18.7 KB (19,207 バイト))

 

まとめ

リストから2系列分のデータを選択して、グラフのデータを動的に切り替える方法をご紹介しました。

今回ご紹介した Excel のテクニックを用いれば、データをグラフで比較する場合など、比較したいデータを任意に選んで比較できるので、作業の効率化につながると思います。

EXCELビジネス統計分析 [ビジテク] 第2版 2013/2010/2007/2003対応





関連記事

関連記事を読み込み中...

同じラベルの記事を読み込み中...
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...