イントロダクション
インターネット上でとても良いページを見つけた時、そのページを手元に残しておきたい場合があります。その場合には、その Web ページをダウンロードして保存するという方法があります。
私も、忘れてはならない重要な情報や、気に入った画像(*1)などがあると、その Web ページをダウンロードして保存しています。
*1:
Web ページを完全として保存すると、その Web ページが表示している画像ファイルをまとめてダウンロードできるので、よくその Web ページごと保存しています。
しかしながら、最近気が付いたことがあります。
Web ページを Chrome で「名前を付けて保存」した時に、保存が完了する前にその Web ページのタブを閉じてしまうと、保存がキャンセルされてしまうことに。
今回はこの現象について、このページにまとめました。
この現象によって、保存したかったページが保存されてなかったとならないように気を付けてください。
動作確認環境
OS : Windows Vista Business 64bitChrome : バージョン 39.0.2171.71 m
Chrome で「名前を付けて保存」した時に、保存が完了する前にその Web ページのタブを閉じてしまうと、保存がキャンセルされる
Chrome で「名前を付けて保存」を行うと、Web ページのダウンロードが行われ、その Web ページとその Web ページが参照しているファイル群が保存先(ローカルコンピュータのHDD上など)に保存されます。(「ファイルの種類:ウェブページ、完全」とした場合)Chrome で Web ページを名前を付けて保存する(ページの右クリックメニュー) メニューの「名前を付けて保存」をクリックすると、Web ページの保存先を尋ねられる Web ページの保存先を指定すると、Web ページのダウンロードが開始される |
その時、Web ページのダウンロード先を指定すると、Chrome の下部にダウンロード中のファイルが表示されます。
Chrome の下部に表示されるダウンロードバー Web ページのダウンロード状態を示す ダウンロード中の状態 |
通常、Web ページのサイズや通信回線の速さにもよりますが、文字ベースの Web ページの場合には、数秒ほどでダウンロードが完了します。
Chrome の下部に表示されるダウンロードバー Web ページのダウンロード状態を示す ダウンロード完了の状態 |
注意しなければならないことは、ダウンロード先を指定してダウンロードを指示してから、ダウンロード完了までに間があるということです。
ダウンロード中の状態 |
↓
(待ち時間)
↓
ダウンロード完了の状態 |
そのダウンロード中に、そのダウンロード中のページを表示している Chrome のタブを閉じると、ダウンロードがキャンセルされ、保存先にはファイルが保存されませんでした。
Chrome の下部に表示されるダウンロードバー Web ページのダウンロード状態を示す ダウンロードがキャンセルされた状態 |
対策
Chrome で「名前を付けて保存」により Web ページを保存する場合には、ダウンロードが完了するまで、その Web ページを表示したタブは開きっぱなしで放置しておきます。ダウンロードが完了するまで、その Web ページを表示しているタブには触れないのが安全です。
まとめ
作業効率を追求すると、Web ページのダウンロード指示を出したら、すぐにそのページのタブを閉じたりしたくなるものですが、素早く行動した結果、期待した動作にならないのであれば、逆に作業効率が落ちてしまいます。ダウンロードが終わるまで、その Web ページを表示したタブには触らない、これを徹底したいところです。
Web ページを保存している最中にページの移動を行うと、保存がキャンセルされるという現象も発見しました。
http://upa-pc.blogspot.com/2014/12/chrome-page-download-trouble-page-move.html
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