イントロダクション
Google のブログサービス「Blogger」でブログを公開している人が知っておきたいBloggerブログのURLの構成をまとめました。また、Bloggerブログを閲覧している人も、この構成を知っておくと、よりBloggerブログを快適に、楽しく読むことが出来ると思います。
今回は、ブログ内の構造として、Blogger の検索ページについて記載します。
検索ページ
Bloggerブログの左上にある「Navbar」の検索ボックスを使用することで、ブログ内の投稿を検索することができます。
効率的ブログ執筆術:過去の記事は検索で探そう! - Dr.ウーパのコンピュータ備忘録
http://upa-pc.blogspot.jp/2015/01/blog-search-old-post.html
http://upa-pc.blogspot.jp/2015/01/blog-search-old-post.html
検索ページ の URL 構造は次のようになっています。
URL構造の例)検索キーワード「Blogger」の場合
http://upa-pc.blogspot.jp/search?q=Blogger
URLの構造は、ドメイン名の次に、以下の構造が続きます。
search?q=keyword
keyword : 検索キーワード
また、複数の検索キーワードを検索した場合には、検索ページ の URL 構造は次のようになっています。
URL構造の例)検索キーワード「Blogger Feed」の場合
http://upa-pc.blogspot.jp/search?q=Blogger+Feed
これは、Blogger と Feed という二つのキーワードを間にスペースを入れて検索したものです。
URL 構造上は、スペースの部分が + に置き換わっており、一つ目の検索語(Blogger)と二つ目の検索語(Feed)を連結しています。
検索ページの「次の投稿」、「過去の投稿」
検索した直後に表示されたページに表示しきれなかった投稿のリストは、検索ページ下部の「次の投稿」リンクをクリックすることで、更に投稿のリストを表示することができます。また、次の投稿リストを表示した後に、前のページを表示したい場合には、「過去の投稿」のリンクをクリックすることで、それ以降の投稿のリストを表示することができます。
※ どうも「過去の投稿」という表記がしっくりきません。そこで、Blogger ブログの言語を「英語 (アメリカ合衆国) - English (United States)」に設定して、検索ページの「次の投稿」、「過去の投稿」を見てみると、次の表記になっていました。
「次の投稿」:Next Posts
「過去の投稿」:Previous Posts
「過去の投稿」は、Previous Posts を日本語訳したものなので、過去の投稿というよりは、「前の投稿」という日本語訳で表記されていた方がしっくりくるでしょう。
URL 構造
ここでは、検索ページに表示される「次の投稿」、「過去の投稿」のリンク先URLについて、検索した直後に表示されたページを1ページ目として「次の投稿」リンクを押した回数別に、見てみることにします。なお、以下のURL構造と表示される投稿の日付は、調査した時点(2015/2/3)のものです。新しい投稿を公開すると、URL構造と表示される記事の日付の範囲が変わってしまうため、異なっている可能性があります。
今回はキーワード「Blogger」について調査しました。
検索キーワード「Blogger」の場合
http://upa-pc.blogspot.jp/search?q=Blogger
なお、検索結果は、「関連性の高い順」/「日付順」の 2 通りの表示方法を選択することができます。(デフォルトは関連性の高い順)
そのため、それぞれについて、「次の投稿」・「過去の投稿」のリンク先URLを見てみることにします。
並び順:「関連性の高い順」
1ページ目(検索した直後に表示されたページ)
「次の投稿」リンクに設定されているURL
http://upa-pc.blogspot.jp/search?q=Blogger&updated-max=2014-04-24T21:30:00%2B09:00&max-results=20&start=20&by-date=false&token=省略
「過去の投稿」リンクに設定されているURL
リンク自体なし
2ページ目
「次の投稿」リンクに設定されているURL
http://upa-pc.blogspot.jp/search?q=Blogger&updated-max=2014-05-04T12:05:00%2B09:00&max-results=20&start=40&by-date=false&token=省略
「過去の投稿」リンクに設定されているURL
http://upa-pc.blogspot.jp/search?q=Blogger&updated-max=2014-04-24T05:30:00-07:00&max-results=20&start=0&by-date=false
3ページ目
「次の投稿」リンクに設定されているURL
http://upa-pc.blogspot.jp/search?q=Blogger&updated-max=2014-08-04T19:23:00%2B09:00&max-results=20&start=60&by-date=false&token=省略
「過去の投稿」リンクに設定されているURL
http://upa-pc.blogspot.jp/search?q=Blogger&updated-max=2014-05-03T20:05:00-07:00&max-results=20&start=20&by-date=false
※ クエリパラメータ taken については、データ量が多かったため省略しました。
以上を表にまとめると、次のようになります。
表示ページ | 「次の投稿」リンクに設定されているURLの クエリパラメータ |
「過去の投稿」リンクに設定されているURLの クエリパラメータ |
1ページ目 (検索した直後に表示されたページ) |
q=Blogger& updated-max=2014-04-24T21:30:00%2B09:00& max-results=20& start=20& by-date=false& token=省略 |
リンク自体なし |
2ページ目 | q=Blogger& updated-max=2014-05-04T12:05:00%2B09:00& max-results=20& start=40& by-date=false& token=省略 |
q=Blogger& updated-max=2014-04-24T05:30:00-07:00& max-results=20& start=0& by-date=false |
3ページ目 | q=Blogger& updated-max=2014-08-04T19:23:00%2B09:00& max-results=20& start=60& by-date=false& token=省略 |
q=Blogger& updated-max=2014-05-03T20:05:00-07:00& max-results=20& start=20& by-date=false |
以上のことから、次のことが分かります。
- 「次の投稿」リンクでは、以下の 6 つのクエリパラメータが使用されている
- q
- updated-max
- max-results
- start
- by-date
- token
- 「過去の投稿」リンクでは、以下の 5 つのクエリパラメータが使用されている
- q
- updated-max
- max-results
- start
- by-date
並び順:「日付順」
1ページ目(検索した直後に表示されたページ)
ページのURL:
http://upa-pc.blogspot.jp/search?q=Blogger&max-results=20&by-date=true
2015年1月28日(投稿の公開日時:2015-01-28T19:19:00+09:00) から 2014年11月11日(投稿の公開日時:2014-11-11T22:56:00+09:00) までの投稿が表示されています。
「次の投稿」リンクに設定されているURL
http://upa-pc.blogspot.jp/search?q=Blogger&updated-max=2014-11-11T22:56:00%2B09:00&max-results=20&start=20&by-date=true&token=省略
「過去の投稿」リンクに設定されているURL
リンク自体なし
2ページ目
2014年11月10日(投稿の公開日時:2014-11-10T18:42:00+09:00) から 2014年6月11日(投稿の公開日時:2014-06-11T20:34:00+09:00) までの投稿が表示されています。
「次の投稿」リンクに設定されているURL
http://upa-pc.blogspot.jp/search?q=Blogger&updated-max=2014-06-11T20:34:00%2B09:00&max-results=20&start=40&by-date=true&token=省略
「過去の投稿」リンクに設定されているURL
http://upa-pc.blogspot.jp/search?q=Blogger&updated-max=2014-11-11T05:56:00-08:00&max-results=20&start=0&by-date=true
3ページ目
2014年6月11日(投稿の公開日時:2014-06-11T19:24:00+09:00) から 2014年6月3日(投稿の公開日時:2014-06-03T19:24:00+09:00) までの投稿が表示されています。
「次の投稿」リンクに設定されているURL
http://upa-pc.blogspot.jp/search?q=Blogger&updated-max=2014-06-03T19:24:00%2B09:00&max-results=20&start=59&by-date=true
「過去の投稿」リンクに設定されているURL
http://upa-pc.blogspot.jp/search?q=Blogger&updated-max=2014-06-11T04:34:00-07:00&max-results=20&start=20&by-date=true
※ クエリパラメータ taken については、データ量が多かったため省略しました。
以上を表にまとめると、次のようになります。
表示ページ | 最も新しい投稿の 公開日時 |
最も古い投稿の 公開日時 |
「次の投稿」リンクに設定されているURLの クエリパラメータ |
「過去の投稿」リンクに設定されているURLの クエリパラメータ |
1ページ目 (検索した直後に表示されたページ) |
2015-01-28T 19:19:00 +09:00 |
2014-11-11T 22:56:00 +09:00 |
q=Blogger& updated-max=2014-11-11T22:56:00%2B09:00& max-results=20& start=20& by-date=true& token=省略 |
リンク自体なし |
2ページ目 | 2014-11-10T 18:42:00 +09:00 |
2014-06-11T 20:34:00 +09:00 |
q=Blogger& updated-max=2014-06-11T20:34:00%2B09:00& max-results=20& start=40& by-date=true& token=省略 |
q=Blogger& updated-max=2014-11-11T05:56:00-08:00& max-results=20& start=0& by-date=true |
3ページ目 | 2014-06-11T 19:24:00 +09:00 |
2014-06-03T 19:24:00 +09:00 |
q=Blogger& updated-max=2014-06-03T19:24:00%2B09:00& max-results=20& start=59& by-date=true |
q=Blogger& updated-max=2014-06-11T04:34:00-07:00& max-results=20& start=20& by-date=true |
以上のことから、次のことが分かります。
- 「次の投稿」リンクでは、以下の 6 つのクエリパラメータが使用されている
- q
- updated-max
- max-results
- start
- by-date
- token
- 「過去の投稿」リンクでは、以下の 5 つのクエリパラメータが使用されている
- q
- updated-max
- max-results
- start
- by-date
- 「次の投稿」リンクでは、updated-maxにそのページの最も古い投稿の公開日時を指定することで、そのリンクをクリックして表示したページでは、今まで表示していたページの最も古い投稿の一つ古い投稿から表示を開始している
- 「過去の投稿」リンクでは、updated-maxに前のページの最も古い投稿の公開日時を指定している。それだけだと、現在と同じページが表示されてしまうように思うが、同時に by-date に true が指定されていることと、start に値を指定していることで、投稿の表示範囲を制御しているのではないかと推測している。(実際に start の値を変更することで、投稿の表示範囲を変更できることを確認している。この start を変えると投稿の表示範囲を変更できるという動作は、「次の投稿」リンクや「関連性の高い順」、他のクエリパラメータによって投稿のリストを指定できるページ(メインページやブログアーカイブ、ラベルページ)では確認できなかったので、検索ページ(クエリパラメータに q パラメータが含まれていた場合)かつ日付順(by-date=true)の「過去の投稿」リンク(クエリパラメータに token パラメータが含まれていない場合)の場合のみ効果を発揮するものなのかもしれない。)
3 ページ目の「次の投稿」リンクに設定されているURLでは、クエリパラメータ token が消えていますが、4 ページ目、5ページ目の「次の投稿」リンクに設定されているURLでは、クエリパラメータ token は付与されていました。なぜ、3 ページ目の「次の投稿」リンクに設定されているURLでは、クエリパラメータ token が消えていたのかは不明です。(クエリパラメータ token が消えていても、期待通りの表示結果にはなっていました。)
検索ページの「次の投稿」、「過去の投稿」の URL 構造の違い
クエリパラメータ by-date によって、 「関連性の高い順」で表示するのか、「日付順」で表示するのかを制御していることがわかります。
「関連性の高い順」: by-date=false
「日付順」: by-date=true
なお、他のクエリパラメータによって投稿のリストを指定できるページ(メインページやブログアーカイブ、ラベルページ)では、by-date の値を変えても動作に変化は見られなかったので、検索ページのみ(クエリパラメータに q パラメータが含まれていた場合)効果を発揮するものなのかもしれません。
まとめ
以上の検索ページの URL 構造を表にまとめると次のようになります。表:検索ページのURL構造
大分類 | 中分類 | 小分類 | ドメイン名/ より後の URL構造のサンプル |
クエリパラメータ | 備考 |
単語検索 | 関連性の高い順 | 個別ページ | search?q=Blogger |
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単語検索 | 関連性の高い順 | 次の投稿 | search?q=Blogger&updated-max=2014-05-04T12:05:00%2B09:00&max-results=20&start=40&by-date=false&token=省略 |
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単語検索 | 関連性の高い順 | 過去の投稿 | search?q=Blogger&updated-max=2014-04-24T05:30:00-07:00&max-results=20&start=0&by-date=false |
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単語検索 | 日付順 | 個別ページ | search?q=Blogger&max-results=20&by-date=true |
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単語検索 | 日付順 | 次の投稿 | search?q=Blogger&updated-max=2014-06-11T20:34:00%2B09:00&max-results=20&start=40&by-date=true&token=省略 |
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単語検索 | 日付順 | 過去の投稿 | search?q=Blogger&updated-max=2014-11-11T05:56:00-08:00&max-results=20&start=0&by-date=true |
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複数語検索 | search?q=Blogger+Feed |
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