イントロダクション
インターネット上のwebページにおけるリンク先がPDFファイルになっている場合に、ブラウザのウィンドウのタブ内で、PDF ファイルを開くことができる場合があります。
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ただし、場合によっては、PDF ファイルをいったんダウンロードしてから、ブラウザのウィンドウのタブ内で PDF ファイルを開く場合もあります。
それは、インターネット上のPDFファイルのURLではなく、ローカルに保存したPDFファイルのパスを、誰かと共有しそうになることです。
ブラウザでやってしまいそうなミス:ローカルのPDFファイルのパスを共有しそうになる
一般的に、インターネット上のPDFファイルをブラウザのウィンドウのタブ内で開くと、ブラウザのアドレスバーにはそのPDFファイルのURLが表示されているでしょう。一方、いったんローカルにダウンロードしたPDFファイルをブラウザで開くと、ブラウザのアドレスバーには、ローカルに保存したPDFファイルのパスが表示されます。
例えば、Windows (Vista)環境において、いったんローカルにダウンロードしたPDFファイルをブラウザで開くと、ブラウザのアドレスバーには、次のようなローカルのPDFファイルへのパスが表示されています。
例)いったんローカルにダウンロードしたPDFファイルを開いた場合のパス(Windows Vista でユーザのダウンロードフォルダに PDF ファイルを保存した場合)
file:///C:/Users/*1/Downloads/*2.pdf
*1 : ユーザ名を示す文字列
*2 : ファイル名を示す文字列
(例)いったんローカルにダウンロードしたPDFファイルを開いた場合 Windows Vista : Chrome |
従って、万が一、上記のような形式のパスがブラウザのアドレスバーに表示されていた場合には、ローカルに保存したPDFファイルをブラウザで開いていることになります。そのため、インターネット上にあるPDFファイルのURLと間違えて、ローカルに保存したPDFファイルのパスを他の人に対して共有しないように注意しましょう。
注意する例)
- メールで、ローカルに保存したPDFファイルのパスを共有しないようにする
- Twitter, Facebook などの SNS で、ローカルに保存したPDFファイルのパスを共有しないようにする
- ブログやWebページで、ローカルに保存したPDFファイルのパスを共有しないようにする
- 等々...
ただ、万が一、ローカルに保存したPDFファイルのパスを他の人に対して共有したとしても、他の人にはその PDF ファイルを見ることができないくらいの問題くらいしか発生しないので、大きな問題にはならないはずです。そのローカルに保存したPDFファイルのパスを受け取った人は、送信者に間違っていることを指摘するなどの手間はかかりますが。
ただし、ローカルのファイルのパスを知られることで、
- ローカルに保存したPDFファイルのパスにユーザ名が含まれている場合には、ユーザ名が他の人に知られる
- ディレクトリ構造を他の人に知られる
- 使っているOSの種類を他の人に推測される
まとめ
ブラウザを使っていて、ついやってしまいそうなミスに、ローカルのPDFファイルのパスを共有しそうになるということが挙げられます。他の人と、インターネット上のページのURLを共有する際には、ちゃんとインターネット上のファイルを指しているのか、チェックしてから情報を共有した方が良さそうです。
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