日々のコンピュータ情報の集積と整理

Dr.ウーパのコンピュータ備忘録

2015年3月23日月曜日

ディスプレイを撮影した画像データを、何とか補正してほどほどに見せてかつ、外部へ発信される情報を抑えたい[クイックリファレンス版]

これはなに?

発光を伴う映像表示装置(ディスプレイ)を撮影した写真を、画像編集によって、

  • ほどほどに見栄えを整える
  • 外部へ発信される情報量を必要最低限に抑える

を達成するためのクリックリファレンスメモ。(2015/3/23版)

本来ならばパソコン画面のように、スクリーンキャプチャにより画面の画像データを保存してブログやWebサイトに載せたいが、それができない場合のメモ。


本資料でできること

見栄え修正
  • ぼやけを軽減
  • 光のにじみを軽減
  • 色補正
  • 傾き補正
  • トリミング
  • 写りこみの軽減


情報量の削減
  • 解像度削減
  • 高圧縮率

ただし、本手順の情報量の削減の結果、確実に外部へ発信されたくない情報(ディスプレイへの映り込み等)が削減されていることを保証できないので、別途各自で検証が必要。

また、ディスプレイ上の外部へ発信されたくない情報は、黒の塗りつぶし等を別途実施する必要がある。


絶対にやってはならない、情報保護のための、塗りつぶし処理の方法 - シリーズ安全な画像処理
http://upa-pc.blogspot.com/2015/03/public-image-process-fill.html
Dr.ウーパのコンピュータ備忘録


使用ツール

Photoshop Elements 2.0
(かなり古いバージョンだが、新しいバージョンでも基本的な概念は変わらないはず。)


対象とする発光を伴う映像表示装置

パネルの種類でいえば、
液晶パネル、プラズマパネル、・・・

製品の種類でいえば、
テレビ、ディスプレイ、携帯電話、スマートフォン、タブレット、・・・


特に、反射が写りこむ光沢(グレア)パネル向けの情報。


作業手順

発光を伴う映像表示装置(ディスプレイ)を撮影した画像データを、何とか補正してほどほどに見せる

(1) アンシャープマスク

ディスプレイ画面上の文字・画像に対する、ぼやけ・光のにじみの軽減。

アンシャープマスク 量・半径・しきい値などを調整して、 くっきり文字・画像などが見えるようにする
アンシャープマスク
量・半径・しきい値などを調整して、
くっきり文字・画像などが見えるようにする

(2) 各種画質調整

  • 自動レベル補正
  • 自動コントラスト
  • 自動カラー補正

等実施し、色に対する見栄えを整える。


(3) 傾き補正

移動ツールを使い、Ctrl を押しながらマウスで画像の角をドラッグして、ディスプレイ領域が四角形となるように修正。

目標となる四角形の領域を、別レイヤーとして色を塗って用意しておき、それを目安にするとよい。


(4) ディスプレイ領域のトリミング

ディスプレイ周囲の情報が残らないように、トリミング。


(5) レベル補正

入力値の両端を大幅に潰す。

ベル補正  入力値の両端を大幅に潰し、 黒背景、白背景に写りこんだ色情報を消す  なお、(1) で用いた画像と、この画像は別物である
レベル補正

入力値の両端を大幅に潰し、
黒背景、白背景に写りこんだ色情報を消す

なお、(1) で用いた画像と、この画像は別物である 


以上で、撮像したディスプレイ画像が、ほどほどに見えるようになったはず。

なお、あまりにディスプレイ近くで撮影すると、ドットがセル上に見えたり、特有の模様(干渉縞、モアレ)が見えてしまうため、ある程度離れて撮影すると良い。

または、次の手段を行い、画像処理により除去する。

スキャン画像のモアレの解消方法
https://helpx.adobe.com/jp/x-productkb/multi/216043.html


ぼかしと縮小(解像度低下)、アンシャープマスクを行う操作のため、十分な解像度で撮影された画像でないと、小さな文字などの情報が失われる可能性がある。


情報量の削減

外部へ不必要な情報を発信しないように、写真に含まれる情報量を極限まで減らす。

(1) 画像の解像度を大幅に下げる

幅 400px ほどまで解像度を下げて、情報量を減らす。

(2) 圧縮率の高い jpeg 形式で保存する

画質は 2~3 程度の、低(高圧縮率)。
jpeg 特有のノイズ(ブロックノイズ、モスキートノイズ)が良く見えてかつ、元の画像がなんとなく見える程度とする。

メモ:

編集過程におけるビット深度の削減
現在は各色のビット深度を 8bit で画像データを扱っているが(argb で 32 bit)、編集途中で ビット深度をさらに下げて、情報量を減らしたい。

理由
画面上の白、黒の部分に写りこんだ周辺環境の情報は、レベル補正によって消すことが出来るが、色のある映像部分に写りこんだ環境情報はそれでは消すことができない。

現状、画像解像度の削減・圧縮による劣化によって、可能な限り写りこみ情報を削減しているが、もう少し情報量の削減を行える手段が欲しいところ。

対策
Photoshop ではできない?ので、外部ツールでビット深度を削減する方法を検討。

Photoshop / 画像の基本
ビット数の変換
https://helpx.adobe.com/jp/photoshop/using/image-essentials.html


まとめ

2015/3/23 現在、到達した処理手段。
今後さらに改善を重ねたい。







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